石巻市に向かっています!
2011/06/07
東部地区・救援センターの情報によれば、石巻市の市街地の海岸は、無堤防地区となっていたことから、津波の被害をまともに受け、死者・行方不明者が5千人をこえました。これは市町村別で最大の被害となっています。
5月半ば時点で、100以上の避難所で9千人弱の方々が避難生活を余儀なくされております。12万8千棟の住宅の60%余が全半壊となっています。ところが、仮設住宅については、建設予定の1万戸のうち、5月末で2290戸しか完成の見通しがついていない、深刻な状況です。
松戸から、生野菜・リンゴジュース・衣類などを積み込みました。いざ、石巻へ。東北自動車道をまっしぐら。道路はすいている感じです・・。
今、栃木県の佐野市を通過中。順調です(下の写真)。
いま郡山市を通過中。あちこちに段差。工事中だらけ。
国見サービスエリアに寄りました。ここは福島県の国見町にある。福島県内にある東北自動車道のSAとしては、最も北にあり、宮城県との県境付近にあります。
「福島原発から、約60キロ圏内です」と国見サービスエリアの店員さん。この度の大震災で、店員さんたちの自宅も半壊、一部損壊とのこと。
福島の桃果汁100%ジュースと福島の凍豆腐を、いっぱい買い込みました。
福島産の菜の価格は暴落しているとのこと。「福島でたくさん買って下さいな」と、女性の皆さんニッコリ。その笑顔に送られ、さあ、宮城県へ。
国見サービスエリアにあった芭蕉の句碑「早苗とる手もとや昔しのぶ摺」――平成元年3月、芭蕉旅立ち300年を記念して日本道路公団が建てたもの。句は芭蕉が「文知摺観音」で詠んだもので、句の意味は「早苗をとっている早乙女たちの手元を見ていると、むかし、しのぶ摺りをした手つきもおなじようだったのかと偲ばれることだ」だそうです。
○関連
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7日から私=みわも石巻に
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“要望聞き取り隊”に─@ 「きれいな水欲しい!」「お金は1円もまだ……」
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“要望聞き取り隊”に─A 「この現状を全国に伝えてくれ」
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“要望聞き取り隊”に─B 「瓦礫にウジ虫」「食料が一番」「早く仮設に」
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