“要望聞き取り隊”に─@ 「きれいな水欲しい!」「お金は1円もまだ……」
千葉県委員会から派遣された現地責任者の入沢=元習志野市議とともに。
2011/06/08
8日の朝は8時半から、沖縄県・神奈川県の三浦市・松戸市から集まった党関係者12名が「要望聞き取り隊」としての仕事をすることに。海岸から近い地域を、日本共産党の腕章をつけて、「お困りごと、ご意見教えて下さい」と回るボランティアだ。
訪ねる現場は、言葉に言い表せないほどの惨状で凄まじい。私のチームの場合、渡された地図をみて訪ねても、家が跡形もないところや、あっても、津波の爪痕が生々しく残っているところばかり。
荒れ狂った津波に飲み込まれて、流された蒲団・冷蔵庫・屋根・玄関、そして原形をとどめていない車などがへしやげたままに、あちこちに。
子供さんのオモチャだったであろう、汚れたアンパンマンの笑顔が痛々しい。枝にひっかかった青いパンツをみつけたときは、まるごと津波に押し流され、助けを求めた方のものであろうと想い、胸が張り裂けそうになった。
午前に回ったところでは「小さい子どもに安心して飲ませる水が欲しい」(“避難所だと迷惑かけるから”とおっしやる、小さい子供さんがいる若いご夫妻)という切なる願いや、「支援金も義援金も1円もまだ届いてない。申請してからも2、3ケ月かかるとは!」(70代男性)、「政治は信用ならん」などの激しい怒りが寄せられました。
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