みわ県議の厳しい追及に拍手 佐藤道夫(松戸市牧の原在住)
議員ランプを消す前にバチリ。傍聴の皆様有難うございました。
12月3日、みわ県議の一般質問を傍聴しました。質問は多岐にわたり、知事の政治姿勢、つくばエクスプレス沿線開発計画、県の誘致企業の雇用破壊、景気対策などでした。
★消費税増税はイエス、と知事
2兆円のバラマキ給付金について問われた知事は、全国知事会議などで出た意見を紹介したものの、知事自身の見解は明確には示しませんでした。自民・公明に配慮しているとしか思えません。
消費税の増税についても再質問でみわ県議から、「イエスかノーで答えよ」と詰め寄られ、「財源がないと何もできないので、偏在性のない消費税はイエスだ」という趣旨の答弁を知事がしたのは非常に重大です。
消費税は、所得の低い人ほど負担が重くなっています。負担の度合いがまさに低所得者に偏在していると言えます。知事の答弁は、弱者からも税金を収奪する立場を、『偏在性がない』などという言葉でもてあそぶもので、下手な詭弁の類で許せません。
★県の誘致企業に雇用問題でモノ言えぬ県政浮き彫り
茂原市に誘致した企業が雇用破壊をしていることについても、企業を誘致するために県は金を出したのであって、雇用問題については企業にとやかく言うつもりはない、との趣旨の県側の答弁には、人間の血の通った答弁ができないのか!と思いました。
★――つくば沿線開発――
部長は答弁不能に、が、修正の是非を十分検討したいと知事
つくば沿線の問題での県側の答弁を聞いて痛感しました。政治というのは立場の違いはあっても、事実をきっちり認識し、その正確な認識の上に、戦略をたてたり見直したりしないと誤りの泥沼に陥ることを。流山市が人口推計を下方修正した具体的事実と、県の見通しがそれとはかけ離れている矛盾を、みわ県議が徹底追及。県のずさんさを、浮き彫りにしました。
この問題では、みわ質問に当局が沈黙する場面が多々あり、事実上答弁不能に陥りました。県の見通しのように定住者の数が達するのはいつか、という質問に「しかと明言できかねる」との答弁には亜然としました!再々質問でみわ県議が、流山市と県の人口推計の隔たりについて、それまで答弁を避けていた知事に「市の方の修正があったのかもしれませんが、県の方でそういう必要があるのかどうかについて」「十分検討していきたい」と答えさせたのは、あっぱれです。
★「いつも優しく穏やかなみわ県議が……」
県議会を初めて傍聴したという松戸市の男性は、「いつも優しく穏やかなみわ県議が、こんなに厳しい追及をするとは」と驚いておられました。ともあれ、みわ県議の質問は立派で、再質問は特に鋭かったです。拍手拍手!!
○関連
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【2008年12月県議会】一般質問 1回目の質問(08/12/03)
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「しんぶん赤旗」08/12/05 つくばエクスプレス 沿線開発見直せ 千葉県議会 みわ議員追及(PDF)
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【2008年12月県議会】一般質問 2回目の質問・答弁(12月 3日)
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【2008年12月県議会】一般質問 1回目の質問への答弁(12月 3日)
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12月3日のみわ県議の一般質問の録画
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