日本共産党 千葉県議会議員 みわ由美

Google
WWW を検索  サイト内 を検索

活動紹介


柏児相エアコン故障放置 すでに半年余

掲載記事/「しんぶん赤旗」9月23日付け【地方総合】(13面)「クローズアップ」
掲載記事/「しんぶん赤旗」9月23日付け【地方総合】(13面)「クローズアップ」
 猛暑で体調を崩す職員も・・・。柏児童相談所(柏市)で、エアコンが故障したままもう半年放置されています。なぜ、こんな事態になっているのか―。






「しんぶん赤旗」9月23日付け【地方総合】(13面)「クローズアップ」から転載↓

千葉・柏
 児相エアコン 壊れたまま半年余
執務室34度「我慢の限界だ」
共産党要求受け県が調査へ


 「絶望的だ」。猛暑で体調を崩す職員…。千葉県立柏児童相談所(柏市)で、エアコンが故障したまま放置されています。なぜ、こんな事態になっているのか―。(千葉県・宮澤春代)

 柏児相(松戸・野田・柏・流山・我孫子市管轄)は、1974年に建てられ、空調設備は一部を除き全館ガス式。2月、配管の老朽化でエアコンが故障しました。

 県は、エアコンの修繕は困難で、電気容量不足などの理由から代替エアコンが設置できないと判断し、応急措置として7月以降、扇風機25台、冷風扇6台を購入し、電気容量の範囲内で相談室にエアコンを設置するなどして対応しました。

子どもの部屋も
午後2時過ぎ。執務室は34度超を記録=8月10日、千葉県立柏児相
午後2時過ぎ。執務室は34度超を記録=8月10日、千葉県立柏児相
 事態を知った日本共産党の、みわ由美県議(健康福祉常任委員)はじめ同児相管轄地域の市議らが8月に現地視察すると、93人の職員がいる執務室は34度前後。この夏、職員の具合が悪くなるなど深刻な影響が出ています。「首掛けタイプの扇風機や送風機付き作業着など、どれだけ工夫しても暑くてたまらない。我慢の限界だ」

 過酷な労働環境の中で、子どもたちには可能な限り快適に過ごせるよう、職員は空調の利いた部屋を学習室として開放するなどの努力を続けています。しかし、31人の定員を大幅に超えて入所している一時保護所もエアコンが一部の部屋しか稼働せず、夜間、子どもたちは寝苦しく、普段下足で利用する相談室に「置き畳」と布団を持ち込み、密状態での就寝を強いられています。

予算を計上せず
 8月16日、熊谷俊人知事は、日本共産党の改善要請に対して「手をこまねいているわけではない」と述べましたが、対策のための補正予算を6月・9月議会ともに計上しませんでした。さらに県人事委員会も児相の職員からの訴えを受理したものの、当初、事態を把握しようとしませんでした。

 党県議団は「半年前からわかっていた問題を改善せずに、事実上放置した県の責任は重大だ。室温を17〜28度と定める労働安全衛生法基準からも逸脱している」と厳しく批判。その後、県は急きょ、保護所内の学習室にウインドファン2台を設置。また県人事委員会は8日、ようやく現地調査に乗り出しました。

 日本共産党は、この現状を市民に知らせ、児童虐待の対応など懸命に職務を遂行している職員の命と人権、労働環境を守る緊急の手だてを講じるよう県に強く求めています。
※写真は編集挿入しています。

↓県立柏児童相談所の空調改善要請関連記事

8月10日現地調査と県要請記事
8月26日の県要請記事


TOP