日本共産党みわ由美千葉県議は１０日、柏児童相談所（松戸・野田・柏・流山・我孫子市管轄）の「エアコンが、一部を除き壊れたまま」との情報を受け、同相談所を緊急視察。平田きよみ松戸市議、矢澤英雄柏市議、小田桐たかし流山市議が同行しました。

　同所は、全館ガス式空調設備（一部は室外機）ですが、今年２月に配管老朽化で故障。県は把握しながら予算化せず、現場は扇風機などでしのいでいますが、体調不良を訴える職員も出ています。この日も、職員は「今日は風が通る」と話すものの室温は３４度前後。職員は、首にぶら下げる簡易式送風機（ネッククーラー）や送風機付き作業着などを自前で購入。１３６人中８５人がエアコンなしで執務していました。

　一時保護所は、定員（３１人）を大幅に超える幼児や中・高校生の入所が常態化。居室にエアコンはあるものの学習室やホールは故障しているため、就寝時、置き畳を敷き、布団を持ち、エアコンがある相談室に移動する子どもたちもいます。職員は、子どもたちが密でイライラしトラブルが増えている中、懸命に対処しています。

　みわ県議は「命にかかわる重大事態を事実上放置した県の責任は重大。直ちに簡易エアコンや臨時電源確保など応急措置するとともに、柏児相建て替えの具体化を急ぐべき」だと述べ同日、要望書を知事宛てに提出しました。