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タイトル 「僕は<はだしのゲン>です」と語る彼を想う──文科相コメントは遺憾 タイトル

2013/08/22
 松江市の小・中学校での「はだしのゲン」閉架問題で、下村博文=文部科学相は21日の閣議後の記者会見で、「教育的配慮は必要」「教育上好ましくないのではと考える人が出てくるのもありうる話だ」などと指摘。

 広島県知事・広島市長らも次々と、コメントを発表。松井広島市長は、「確かにいろんな場面があるが、作品全体の訴えは世界平和を希求する強い思いだ」と作品への見解を述べた。広島市教委は2013年度から「平和教育プログラム」の一環で、漫画の一部を市立小3年生向けの教材として使用している、とした。広島県の湯崎英彦知事は20日の記者会見で、「はだしのゲンは、広島の原爆の実相を伝える一つの資料として長年、たくさんの方が読み継いできたものだ」と指摘している。
 
 私は、あらためて、笑顔通信の記事でリンクしている動画もみた。マンガもかって読んだことがある。確かに、怖い場面もあるが、“あってはならない、怖いこと”を起こしたのが、戦争ではないか。この現実を覆い隠すことはできないはず。下村文科相のコメントは、実に腹立たしい限りである。

 「僕は、<はだしのゲン>」‥‥私は先日、終戦の日にマイクを握った被爆者のことをあらためて思い起こした。彼は2歳の時、家の下敷きになった姉を残して、半狂乱に泣き叫ぶ母に抱きかかえられ、逃げて、助かったのである。彼も母も被爆者だが、彼は「僕は、<はだしのゲン>と同じでした」と、ある集いで語っていました。何が教育なのか。戦争の現実を直視し、二度と再び同じ道をくり返さぬよう、生きとし生けるものを大切に守ることを教えることこそ教育のはずであろう。あらためて、下村博文=文部科学相のコメントには怒りを覚えた。
○参考
閲覧制限を撤回=「手続きに問題」と判断−はだしのゲン、松江市教委
「時事通信」8月26日
「教育的配慮は必要」=はだしのゲン閲覧制限に下村文科相 「時事通信」8月21日(水)17時54分配信
「はだしのゲン」閲覧制限は不要=広島知事「時事通信」 8月20日(火)21時17分配信
「はだしのゲン」は平和希求=松江市の閲覧制限受け−松井広島市長「時事通信」8月21日(水)12時24分配信

○関連
「はだしのゲン」いいじゃないか−─祭りで"教育"熱く語る人「笑顔通信」2013/08/18
「はだしのゲン」閉架撤回を/本触れる自由守って/島根の民主団体 「しんぶん赤旗」[2013.8.22]
「はだしのゲン」閲覧制限撤回を/松江 党市議団が教育長らに要請 「しんぶん赤旗」[2013.8.21]
*「はだしのゲン」松江で閲覧制限/被爆者ら 市教委に憤り 「しんぶん赤旗」[2013.8.19]



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