鬼泪山(きなだやま)の山砂とるな
2010/05/24
この記事は、松原かずえ=富津市議会議員が私に下さった報告を元に作りました。この日の交渉には、みわも参加しました。
なお、23日付「しんぶん赤旗」に、この問題のその後の動きに関する記事が載っています。それもお読みください。
「市民の会」 山砂採取反対の署名9255筆を提出
「鬼泪山の国有林を守る市民の会」(岩崎二郎会長)は、5月14日千葉県知事に、「鬼泪山国有林・山砂採取事業の不認可を求める要請」署名を提出し交渉しました。提出した署名は1,706筆です、今回の提出により署名は総計9,255筆になりました。
奥の席、右からみわ、松原=富津市議
鬼泪(きなだ)山は富津市の東京湾側にあり、数々の伝説に語り継がれた貴重な歴史遺産です。また、富津市の水道の36%を賄う水源となっています。
山砂採取業者6社が、この鬼泪山の国有林104・105林班から1億1千6百立方メートル(東京ドーム約80個分)の山砂を取る計画を立て、県議会に「土石対策審議会の開催」を請願、自民・公明の賛成で採択されたことで問題になりました。地元の富津市を中心に「市民の会」を結成し反対運動を進めています。
「土石採取対策審議会」は09年1月に1回目が開かれ、今年の5月20日には4回目の審議会が開かれます。
県は、「国有林からの山砂採取は、県の方針として、東京湾横断道路建設事業のような本県の発展に関連の深い公共性の高いプロジェクトに使用する以外は認めていません。現在そのような事業はないと考えています。」と発言しています。また、前回審議会(10/2/9)で、山田委員(東京大学教授)は「今回の山砂採取計画地の森林面積を農林水産省などの評価により試算すると、年間4億円の価値がある」と発言しました。
14日の交渉にも知事が出席しませんでしたので、交渉の席に知事も出るよう強く要請するとともに、県の基本方針が変わっていないことを確認し、国有林を売らないよう林野庁に県が強く働きかけるように要請しました。
○参考
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鬼泪山 国有林の山砂とるな
/ 千葉 市民3団体が会見(「しんぶん赤旗」10/05/23付)
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