東松戸病院・梨香苑（介護老人保健施設）24年度で機能停止――計画(案)市が示す

　昭和４５年に建設された施設を国から譲渡を受け、平成５年に松戸市が開院したため、４０年が経過し、施設全体が老朽化し、６号館については耐震性の問題が生じていることから、施設全体を建替える費用が約４４億円になることが見込まれること。
　また、継続していくためには、毎年一般会計から約６億円の繰出を受けていること。
　これらを総合的に検討した結果、福祉医療センター(東松戸病院・介護老人保健施設梨香苑)の機能を停止し、今後の活用方法を検討することが必要と考えました。
　さらに、福祉医療センターの人材を新病院へ集約化することで、現状、問題となっている人材不足を解消する方策になり得ると考えています。

……緑にかこまれた環境抜群の病院として、国立病院のときから高度医療を備える病院として、その後松戸市立病院になってからも、リハビリ治療などの慢性期医療の機能を持つ病院として地元にとっては貴重な病院です。私たちは今、突然の発表に驚きと不安をもっております。……

(2)福祉医療センター東松戸病院
・沿革 福祉医療センター東松戸病院（以下「東松戸病院」という。）は、「旧国立療養所松戸病院」を国より払い下げを受け、平成5年に開設したものである。
また、付帯施設として介護老人保健施設「梨香苑」がある。
平成5年 福祉医療センター東松戸病院開設
診療科目10科 稼動病床数90床（許可病床数200床）
平成6年 稼動病床数135床
平成9年 稼動病床数180床
平成16年 稼動病床数178床（許可病床数198床）
施設概要
敷地面積 39,155.49 �u
建築面積 6,678.98 �u
延床面積 13,062.74 �u
許可病床数 198床
診療科目 11科
付帯施設 介護老人保健施設「梨香苑」50床
平成17年4月1日現在