千葉 住民運動で医療守る 公立病院再生へ県民集会
10/02/07付「しんぶん赤旗」から記事だけ転載
公立病院の縮小・廃止や人口あたりの医師・看護師数が全国45位と46位など深刻化する千葉県の地域医療崩壊をストップし、公立病院の再生を願う県民集会が6日千葉市で開かれ180人が参加しました。地域医療と公立病院を守る千葉県民連絡会、社会保障推進千葉県協議会の主催。
連絡会の須賀内省三代表が開会あいさつし、賛同した県看護協会、八千代市の歯科医師会、各地域の病院長などが紹介されました。
地域医療再編を取材するジャーナリストの藤田和恵氏が講演。連絡会事務局の小関厚氏が公立病院と地域医療を守る住民運動について報告しました。
報告では県の医療計画のもと県立東金、佐原両病院で159病床が休止、3公立病院で7科が診療休止、市町村立病院全23病院でも廃止や縮小が相次ぐ実態の告発がありました。医療難民が増加し救急患者は遠方へ搬送、県面積の約半分を占める地域に産科が2カ所、一方で拠点とされた旭中央病院は全国1位の外来患者数でパンク寸前─など深刻な現状が出されました。
集会では県がさらなる地域医療崩壊と住民負担増を招く公立病院再編計画で2地域へ各25億円を支給していること、11万の署名で県立こども病院の統廃合をストップさせたことも出され、「住民の命を守るには住民運動以外にない。大きく運動を広げよう」と確認しました。
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