《金ケ作県営住宅》建設予定地域では今、「看板とは、違うの?」
2009/03/18
写真は、3月末着工予定と書かれた現地の看板。もうすぐ工事なのでは?と、周辺から不安の声が寄せられている。
2月県議会の県土整備常任委員会で、その声を私はとり上げた。低入札となり、契約に時間がかかり、当初の予定より遅れているとのことだが、看板はそのままで、これでは地元住民に不親切と言わざるを得ない。
☆「歩道もない、センタ一ラインも引けない県道の改善を」と住民が要望
議会の答弁では、4月頃に説明会を開き、工事着工前に、安全対策などについて住民と協議することが確認された。これは当然である。
金ケ作県営住宅建設予定地
問題は、周辺道路の未整備である。日本共産党はかねてから、歩道整備の予算化を要求してきた。市街化調整区域に建てる県営住宅は、県内で初めてとのこと。そもそもインフラ整備が遅れている地域に建てるのだから、当然インフラ整備の予算化は不可欠である。
ここに充分な予算を確保していないことが、住民との軋轢のもとになった。住民からの要望署名も県に提出されたが、予算化を県が約束したのは、ごく一部である。
周辺道路の一部には、ただでさえ、事故多発地点がある。いよいよ工事となれば、工事車両の搬入に伴う事故が心配になるのは当然ではないか。工事期間中の安全対策は勿論だが、抜本的な歩道整備の予算化が緊急に求められている。
☆県営住宅そのものが不足しているのだが・・金ケ作地域に合ったものを
松戸市内・県西地域は、県営住宅がとりわけ不足している。県営住宅が建つことはよいのだが、この金ケ作県営住宅の建設決定の経緯には、問題があった。
第一に、計画の途中で、「矢切県営住宅と大金平県営住宅の2住宅は、耐震性がないため廃止して、金ケ作に住み替えしてもらう」となったことがある。
現地またはその付近での2住宅の建て替えを私は主張したが、財政難を口実に県は拒否。1期分は住み替え用に、2期分は新規となった。
第二に、当初の計画では9階建てだったが、金ケ作地域に合わないから「より低層に」と言う住民の要望を受け、県は、5階建て2棟に変更した。
金ケ作県営住宅建設工事には、インフラ整備という大きな課題がまだまだ残っている。いずれにしろ、今まで住まわれていた方、新しく金ケ作県営住宅に住まわれる方、どちらにとっても良い街づくりにするため、頑張らなくてはならない。
○参考
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金ケ作県営住宅建設問題のビラ
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