2011.8.15 終戦記念日演説原稿
2011.8.15 終戦記念日演説原稿.pdf
今年の終戦記念日のあたり、次のような訴えをさせていただきました。
皆さん、日本共産党のみわ由美です。県議選では暖かいご支援有難うございました。議席及ばずでしたが、党松戸市議団とともに元気いっぱい公約実現に頑張ります。よろしくお願い致します。
今年の終戦記念日は、未曽有の大災害の危機に直面して
さて皆さん、今日は66回目の8月15日終戦記念日ですが、どんな思いでいらっしゃるでしょうか。アジアで二千万人日本で三百十万人の命を奪った戦争を二度と再び繰り返してはならない、平和の決意新たに私達日本共産党、朝から松戸市内を一巡しております。
同時に私は昨日、戦後の焼け野原の写真を新聞で目に致しましたが、初めは一瞬これは宮城県石巻の被災地の光景か、と間違えてしまいした。戦後66年間、日本は確かに平和の憲法を持ち、戦争はして来なかった、これは大きな成果だと思うんです。しかし今、戦後未曽有の大災害となった東日本大震災と、人災ともいうべき福島原発事故に直面して、戦争で苦しんだ世代も戦争を知らない若い世代も再び苦しみのどん底にたたされています。
生まれたばかりの赤ちゃん達も実は私先日初孫が誕生しましたが、原発の新たな不安の前にたたされているのではないでしょうか。
「死の灰」を孫子におしつけるのは止めよう−−原発からの撤退を
皆さん、今こそ原発の危険はなくすべきです。政府に対し、原発からの速やかな撤退と期限を切ったプログラムの策定を、求めようではありませんか。いま開発されているどんな型の原子炉も、核エネルギ一を取り出す過程で、莫大な「死の灰」を生み出しますが、「死の灰」がつくられたら、人類はいまそれをコントロ一ルする手段を持ち合わせていません。安全に閉じ込めておく方法はもっていない、これが人類の到達です。その「死の灰」の危険がなくなるにはなんと百万年かかり、いまから百万年前と言うのは北京原人よりももっと前の時代だというのですから、気が遠くなりますよね。今から百万年後まで、一体誰が「死の灰」を、どこに閉じ込めておくというのでしょうか。核のゴミ・死の灰は、延々と人類を苦しめ日本と世界を脅かすことになるでしょう。だから核のゴミはつくっちゃいけない、原発はもうキッパリお断り、原発ゼロの日本をめざそう、これは当然の選択ではないでしょうか。
みなさん、日本共産党は党を作って89年。一貫して戦争に命がけで反対してきた政党ですが原発は危険だ、と厳しく指摘し続けてきた政党です。これに対し、原発は安全だ安心だ、大丈夫だと、とんでも安全神話をふりまいてきた政府、電力会社やマスコミの責任は重大です。まず反省して頂きたい。今テレビでは政治の世界では、民主自民の大連立だとか首相選びとか言ってますが、そんなことより、原発問題反省しどうするのか、国民の暮らし経済どうするのか・・肝心要の問題の棚上げは許されない、こう申し上げたいのですが、皆さんは、いかがでしょうか。今日も、私達日本共産党は原発ゼロを目指す、期限を切ったプログラムをつくれ、署名運動を行っております。日本の危機を乗り越え希望ある明日を取り戻すために力を合わせましょう。ご協力をお願い申し上げます。
「福島原発事故による放射能汚染から、子どもと国民の健康を守る対策を」
同時に皆さん、日本共産党は8月11日、「福島原発事故による放射能汚染から、子どもと国民の健康を守る対策を」と、政府に「徹底した調査。敏速な除染、万全な健康管理を」求める緊急提案を行いました。 先日も、新松戸の25歳の青年から携帯電話をいただき胸が痛みました。彼の実家は福島で、土日は福島、平日は東京で働いていますが、「みわさん、福島では、毎日、三人の幼い弟や妹たちが、学校や公園で高い放射能にさらされて続けています。測定機も町会に2台しかなくとり合いで計って高い数値が出ても何も改善されない。保証金や義捐金など一円ももらってない、親は病気で倒れた。東京電力は政府は何をしているのか。早くして!」本当にひどい話じゃありませんか。 また、松戸市内でもホットスポットですから、放射能汚染は大丈夫なのか、毎日食べる食品は給食は大丈夫なのか、セシウムが検出されたごみ焼却灰の捨て場がないではないか等、子育て世代や市民の間には先の見えない不安が広がるばかりです。この間私たち日本共産党は、松戸市長や教育長に対して何度も申し入れを行い、他市に先駆け測定機の購入や測定値の公表を実現させてきました。東京電力交渉に行ってきました。私も、今後とも全力を挙げて、国や県市に働きかけがんばることをお約束いたします。
やくみつるさんも期待してくださっている「しんぶん赤旗」を
最後に皆さん、今日は歴史的な終戦記念日です。命の重さ尊さを心に刻みながら、もう二度と、電力会社大企業や政治家の金儲け第一ではなく、大切な命が人間が大事にされる社会に政治に、根本から変えていく、そういうスタ一トの日にしょうではありませんか。そして皆さん、「しんぶん赤旗」を、一度是非およみになりませんか。
九州電力のやらせメール≠ヘ、「しんぶん赤旗」のスクープでした。「赤旗」は、電力業界からの広告料にしばられている大手マスコミと違い、なんの遠慮もなく、真実を堂々と報道できるからです。マンガ家のやくみつるさんは、「日本共産党が以前から原発の危険を指摘してきたことは知られていたし、今度は赤旗が九州電力の【やらせメ一ル】をすっぱ抜いた。今もっとも信頼できる存在だ。ぶれない共産党に、原発から撤退し自然エネルギ一に転換する政策をリ一ドしてほしいと思う。」と、「しんぶん赤旗」に期待を寄せて下さっております。この機会にぜひ一度、いま注目の「しんぶん赤旗」を、お読みください。
そのことを最後にお呼びかけを致しまして、わたくし日本共産党みわ由美からの、終戦の訴えとさせて頂きます。ありがとうございました。
この頁トップへ