七夕とすいか割り 芝生の上で
2014/08/15
優しい芝生の上で、ある自治会の夏祭りが、小雨の中、静かではあるが賑わっていた。ある方から、みわさん来てごらんよ、と声をかけられて、初めて行ったが、この場所でやるのは2回目とのこと。
“まあ、すいか割り”。孫のような近所の子どもたちを、高齢の女性らが手取り足とり導く。さあ力が入るね‥‥頑張れ、がんばれ、ア一ッ、惜しい!!
目隠しして“我こそは”と挑戦する子どもたちが、ワクワクしている様が、楽しい。
ご高齢の方たちが、どっかりと腰をおろして座りながら、子どもたちに優しい目線を投げかけている。盆踊りも、音楽も何もないけれど、カシッ‥‥と時々すいかに当たる鈍い音。子どもたちのはしゃぐ声。時折吹く風、夕立の雨。
手作りの七夕の笹の葉が、背のたけ高く、天の川長く、入り口で揺れている。静かな夏祭り、2年目の挑戦に、拍手。
“昔ながらの子ども中心の祭りにしたい”──町会長さんらの思いが暖かく伝わる、勇気ある取りくみに、心から拍手喝さいを送った。
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