千葉県の民生費 11年連続最下位。松戸の特養待機も最多クラス
2013/01/27
相談者とともに、特別養護老人ホ一ムの入所申し込みに同行するみわ
3月に実施の知事選挙で、全国最下位といわれる福祉予算(民生費)を、大幅に引き上げる転換を、強く求めたい。そのためには、知事を三輪定宣さんに、替えるしかない。
千葉県の民生費は、11年連続全国最下位47番目。それは例えば、
●特別養護老人ホ一ム定員数(高齢者人口比)が、全国47番目に少ない
●医師と看護師数は、全国45番目。病床数は、44番目に少ない(人口比)
といったことにも象徴されている。
千葉市に続いて、松戸市の待機はきわめて深刻
昨年7月1日現在の県デ一タ
(丸山慎一県議HP県資料参照)
で、県内の市別待機者状況を比較すると、千葉市、松戸市、柏市‥‥と深刻さが、際だつ。
ちなみに、県内の待機者の多い順序に並べてみると、
●1位 千葉市 1819人、2位 松戸市 1666人、3位 柏市 1306人、4位 市川市 972人、5位 市原市 944人、6位 船橋市822人
「600人待ちですよ」と言われ、絶句
松戸市内のグル一プホ一ムを訪ね、夕食前のひととき、懇談したみわ
松戸市内の入所申し込みで、増え続ける待機者の実態は、深刻そのものである。昨年は、松戸市内のオ一プン間もない特養老人ホ一ムに、入所申し込みをしたら、「600人待ちですよ」と言われ、私も相談者(認知症の父親の受け入れ先をさがしておられたご病気の母娘)も愕然としたことを、思い出す。あまりにも不足しているのだ。写真は、別の特養ホ一ムに相談に行ったときのもの。
その不足度合いたるや‥‥松戸市は、上記のように、人口規模が松戸市より大きい船橋市と比べても倍を超えているのだ。しかもワ一スト2と3は、松戸・柏と続いているから、深刻だ。放射能も、特養待機も、と並べたくはないが、これは早急に何とかしなければならないことは間違いない。
世論と運動で、ホ一ムを増やそう
施設から在宅で‥‥と、国も県も口を揃えていうが、在宅といっても写真のように、グル一プホ一ムに入所できたご高齢者は、ごく僅か。多くが、自宅でさまざまな問題と課題を多くかかえながら、ときを過ごしておられる。
2013年待ったナシの課題の一つが、浮き彫りだ。つくるしかない、増やすしかない、必要な人々が入所できる施設を、もっと思いきって!。「新規の特養ホームを造って」と、市川市では、9000筆を超える署名が集められている。
○関連
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千葉県民生費11年連続最下位=加藤県議、決算案に反対
(日本共産党千葉県委員会HP)
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