娘と、あじさい寺に
2011/06/24
まあるい娘のおなかの中で、どっくどっくと動く心臓の鼓動。
新しい生命の誕生が目の前だ。
七月の産み月を前に、六月のあじさい寺【松戸・本土寺】を、
娘といっしょに、訪ねた。
あじさいの花畑が、
青、紫、白、赤と、幽玄の世界をかもしだしながら、
泣きそうな曇り空の下に広がっている。
やわらかな色合いに、
ほら、多くの人々の心がなごんでいる。
白い紫陽花に、手を差しのべたら
輝きがいっそう増していくような美しさだ
おもわず顔を近づけて
しばし
やすらぎの時だ。
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