北総線運賃値下げを
千葉 田村議員に沿線住民要請
「しんぶん赤旗」10/09/03付から記事のみ転載
千葉県の北総線の運賃値下げを実現する会(北実会)は2日、参院議員会館を訪れ、日本共産党の田村智子参院議員に北総線運賃の是正を要請しました。
北総線は成田新高速(京成電鉄・成田スカイアクセス)開業にあわせて、県や沿線自治体と北総鉄道の拠出で5%弱の値下げがされたものの、高運賃は是正されていません。
要請には白井市自治連合会の土屋昭彦副会長が参加。成田新高速開業に伴う騒音や振動などの環境面と高速で通過する列車の安全面について、京成電鉄と北総鉄道に申し入れたことを紹介しました。
北実会の間嶋博事務局長らが、北総鉄道が開業してから9度目の値上げに対し同会を結成して超党派に働きかけ、値下げ運動に取り組んできたことを報告。「自治体首長による5%弱値下げ合意」は大幅な値下げへの障害になる点や、「北総線値下げ裁判の会」が成田スカイアクセスの上限運賃の認可取り消しなどを提訴したことを説明し、「運賃が高いから不当というだけでなく社会的な不公正がまかり通っている」と訴えました。
田村議員は「街をつくるために建設した鉄道なのにいつまでたっても高い運賃の押し付けはひどい。公共交通の役割として地域格差のそのままにしていいのかという立場で追及したい」と述べました。
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