お−ぃ寅さん 江戸川に春 タンポポ見っけ
2009/03/16
今日は定期健康診断、ああ、胃カメラにくたびれました。その帰りに、松戸まで車を走らせ、ふう・・・。目をやれば、江戸川の土手じゃありませんか。
何てったって江戸川と言えば、寅さん! 「わたくし、生まれも育ちも、葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は、車 名は寅次郎。人呼んで、フ一テンの寅と発します」
生涯の恋人?寅さんが、やあ!と手を上げて、こっちを見ているよ。
土手に上がれば、親子連れ。春霞みたなびく向こうは埼玉。芝生をふみしめながら登ると、柔らかな土がバウンドして、春だ、春だと私に囁いています。ピイチクピイチクピイチク…天にさえずる、まぎれもなく雲雀だね、この声は。なんだか、雲雀に急かされて、「もう帰らなきゃ。時間がないよ」と踵を返しかける。その私の眼に、小さな青い花白い花の、春のじゅうたんが……。ほっと一息。
なんて、ここは静かなの。松戸にもこんな静かなところがあるのね。いそいそと土手を降りると、畑の若いねぎが、そよそよ、そよそよ、風になびいている。最後に、あっ、一つだけ、たんぽぽ見っけ。かっと目を見開くほどの、黄色だよ。ヨシッ!と、ばかりに、土手を飛び降りました。
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