私と常盤平=2
一茶の句碑もある「子和清水」
「常盤平けやき通り」の終点の小さな緑地、県道との交差点で、大変激しく車が行き交う一角から階段をとんとん下りると池があります。
かっては文字通りの湧水池、でも今は人工泉の池。江戸時代をしのばせる佇まいの池の畔には、水を掬って呑む人の像があり、その謂われが彫られています。その近くに「母馬が番して呑ます湧き水かな 一茶」の句碑も。
松戸市内で最多戸数のUR団地
地域の方たちと語らいの場「常盤平いきいきサロン」で懇談させていただきました。
常盤平団地は、都市再生機構団地、かつての公団団地で、その戸数は県内でも大規模クラス、松戸市内では最多です。子和清水の東側には、同じ機構団地の牧の原団地が広がっていますが、常盤平・牧の原地域からも、たくさんのご意見ご要望を、日頃から寄せていただいております。歴史の佇まい感じさせるこの街。いっそう頑張らなければと、心に誓いました。
「後期高齢者医療制度はやめよう」と、「さくら祭り」で
今年の春の「常盤平さくら祭り」では、初めて私も、挨拶の機会をいただきました。議員一人一人の挨拶ということなので、超党派での挨拶というわけではないのかなと思い、少し思案のうえ、大好きな「けやき通り」を背景に、後期高齢者医療制度のことを、おめでたい席ではありますが、言わずにはおれませんでした。
「さくら通り」と「けやき通り」が交差する美しい場所に、舞台が設けられ、大勢の方たちが集っておられました。私は、まずご挨拶の冒頭で、桜を初め通りを彩る木々を讃美し、そしてそれらを育む地域の皆様のご努力に感謝を述べ、その後「日本には、こうして春になれば桜を愛でる、年をとれば家族みんなで長寿を祝う伝統がございます。その伝統を危うくするような後期高齢者医療制度は、皆さんとご一緒にやめさせ、安心できるものに変えていきましょう」と、申し上げさせていただきました。
日頃この場所でいつも、皆さんから発せられる思いを代弁させていただきました。案の定、来賓の議会筋から小さなヤジがとびました。
ですが、この時期どこででも、訴えずには私はいられませんでした。この春から始まった後期高齢者医療制度――日本の医療の根幹にかかわる、「人の道」に反する制度――を許してなるものか、あの戦争をくぐりぬけてこられたご高齢者の方たちを泣かせるような政治が続いていいはずか゛ありません。命守れ、この制度を止めさせよう、と。
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