2013/08/12
今年の原水爆禁止世界大会に参加したサアちゃんが帰ってきました。そしてリポートを寄せてくださいました。
原水爆禁止世界大会に参加して
今回が3度目の参加でした。バスで19時間の旅は、疲れたけど、とても楽しんで帰ってきました。
今回の参加で私の記憶に一番残った事は、大会2日目の分科会で、戦争が始まってから生まれ、終戦直後に亡くなったという弟さんのことを語られた被爆者の話でした。「戦争の時しか生きれなかったね…ごめんね」と言いながら火葬したそうです。胸がいっぱいになりました。
私たちが今当たり前にやっていること、おなかいっぱい食べること、腹の底から笑うこと、それらのことを知らない人がいるということを、忘れてはいけないと思いました。
“私たちは平和ボケしている”“給料が安くても、それが当たり前だと思っている”“学費が高くても、それが当たり前だと思っている”──そんな思いが胸をよぎり、同時に、これから先、日本は戦争ができる国になってしまうかもしれない、そんな方向に進みそうになったとき「おかしい!」と声を上げること、これが今私たちにできることではないかと思いました。
普通に生活しているだけじゃ、こんなことには気づけなかったと思います。こんな場所を提供してくれる場があること、贅沢に思えます。ありがとうございました。
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