「75歳 ほころんでくるのは当たり前」 臨済宗相国寺派管長有馬頼底(らいてい)さん
2009/03/05
夏の話しは、少し早いですが……。今年の日本母親大会は7/25・26(土・日)に「in京都」とのこと。記念講演は、有馬頼底さん(京都佛教会理事長・金閣寺銀閣寺住職)がなさると聞いて、「まあ、行きたい」と、あちこちから期待の声が……。草の根の母親・女性のねがいや要求を語りあい、全国から、古都京都へ、燃える夏。
★「日本、おかしいのやないか」
2月14日の「しんぶん赤旗」1面の「発言09」に、有馬さんの発言が掲載され、鋭い指摘と、同時にその温かさに心が洗われる思いがしました。有馬さんの発言の一部を紹介します。
「75歳以上を差別する後期高齢者医療制度、これ、意味がわからんですよ」
「75年がんばってきた人がどっか、ほころんでくるのは当たり前。ちゃんとするのは国の仕事なんです」
「いまの派遣切り、大問題ですね。これ実は大企業の問題なんですよ。彼らはしっかりもうけているの。それ、どこにやったのか」
「……資本主義の悪いところが、どんどん出てきてますよ」
★「生かしなさい」
「……ブッシュはんが金閣寺にお越しになったとき、お池を見て、ずっと暗い顔でした。この世の中で一番、苦しい顔をしとった。理由はともあれ、あれだけ殺戮していて気持ちのいいはずはない。『ブッシュはん、世界は平和でないとだめです』と申し上げた。じっと下を向いたまま。十秒ほどして顔を上げて『イエス』と。当たり前じゃないですか」
「人間、虫けらまでもこの世のすべてのものに命の輝きがある。お釈迦様がお悟りになった『山川草木悉皆成仏』殺してはいけません。だけでない。『生かしなさい』なんです」
「憲法九条、大切ですね。日本が変な方向に行ってほしくない」
「はっきり物を言うのは『赤旗』さんだけですね。……『赤旗』さんには頑張ってもらわな、ほんまに困りますよ。応援します」
この頁トップへ