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タイトル 「失われた世代」つくる政治はもうやめて 温かい政治こそ
新松戸診療所・医療事務 丸山聡子
タイトル

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――以下の文章は、13日の松戸「明るい会」決起集会で、加盟団体代表の一員として決意表明されたときのものを、ご本人に文章にして頂いたものです(見出しは、HP編集の責任でつけました――

今晩は。新松戸診療所で10月から働いている丸山聡子です。
 私はロストジェネレーションと呼ばれる世代です。でも、私はこの呼び方が嫌いです。「失われた世代」―。私たちはずっと生きて働いてきたのに、なぜ「失われた」などと言われなければならないのでしょう。

☆「就職・超氷河期」に20歳
 私は1995年に20歳になり、社会人の仲間入りをしました。ちょうど同じ年に、当時の日経連が、「今後は一部の技術職と幹部をのぞいて、非正規、不安定雇用でいく」と決めました。私たちの世代が社会に出て行こうとするとき、世の中は「就職・超氷河期」でした。私も、当時下宿していたアパートの大家さんから「大変だろうけど、生まれてきたときが運が悪かったと思うしかないわね」といわれて、そんなの納得できないととても悔しい気持ちになったことを覚えています。

☆たまらない、「非正規」の人たちの現状
 30枚、50枚と履歴書を送っても就職先がない、そんななかでやむなく派遣や請負の仕事についた友人もいます。そうやって、不安定雇用で働かざるを得なかった人たちが、デートや結婚もできず、職も住まいも転々として、住民票もないから選挙にも行ったことがなくて、それでも日本社会を支えて働いてきました。そういう人たちがいま、企業の勝手で突然「派遣切り」を宣告され、住まいさえ奪われて、この寒空に放り出されている。それを思うと、本当にたまらない気持ちになります。

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 先日、みわ県議から、堂本知事が介護職を育てる県立の職業訓練校を廃止しようとしていると聞き、とても驚きました。多くの人が職を失う一方で、医療や介護の現場は慢性的な人手不足です。雇用を生み出し、人々の暮らしを支えることにもなる、介護職の職業訓練校を廃止するなんて、堂本さんはどこを見て県政をしているのだろうと、とても腹が立ちました。

☆インフルエンザ予防注射以外は、治療を「自粛」
 昨年10月から医療事務の研修を私は受けています。窓口で、日々患者さんと接するなかで、ほんのわずかではありますが、社会保障の切り捨てや雇用の不安定さから、暮らしと健康を蝕まれている姿を目の当たりにしています。
 ある60代の男性は、長いこと日雇いの仕事で生活をしてきました。最近は体のあちこちに不調を訴えられます。仕事も減り、医療費の支払いも滞りがちです。治療が中断することもしばしばで、検査をすすめてもお金がかかるからと必要な検査さえ受けられないような状態です。ところがその方が、「インフルエンザの予防接種はどうしても受けたい」とおっしゃいます。なぜかとうかがったら、「インフルエンザにかかったら、何日も仕事にいけなくなり、お金が入らない。それどころか、一度休むと信用をなくして、次から仕事を回してもらえなくなる。だからインフルエンザにかかるわけにはいかない」とおっしゃっていました。

☆仕事と介護の狭間で苦しむ人も
 別の患者さんは病状がかなり重くなり、「最期は家で過ごしたい」と退院されてきました。お子さんたちが交互に看病にあたっておられますが、それぞれ仕事や家庭を抱え、ご苦労をされていました。東京都内に住む娘さんは、昼間は仕事に行き、夜は松戸のお母さんのところに泊まりにきて、看病していました。
 体力的にもかなり大変そうなご様子でしたので、看護師さんが「介護休暇はとれないのですか」とうかがったら、「パートで非正規で働いているので、介護休暇などの制度はありません。それでも母のことでいろいろ無理をお願いしてきたので、職場の上司からは『そろそろ、今後どうするか決めてほしい』といわれている」とのことでした。「親に何かあったときは、できることはなんでもしたいと思っていたのに…。私も仕事をなくすわけにはいきませんから」と、涙を流しておられました。

☆「だれでも、いつでも、どんなところでも安心して医療を受けられるように」
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 八田さんが訴えておられたように、「だれでも、いつでも、どんなところでも安心して医療を受けられるように」、本当にそうなってほしいと私も心から思います。
 私の友人にも、国民年金や国保料が払えない、払っていないという人が何人もいます。まともに働いて、生活していくことができない世の中。こういう状況が続いていったら、私たちが40代、50代になったとき、日本はいったいどうなってしまうのか、とても不安です。今「失われた世代」といわれた私たちの世代が、だんだんと声を上げています。とても励まされています。

 新松戸診療所では、患者さんや地域の人たちでつくる「健康友の会」という共同組織の皆さんと職員が一緒になって、来週にも「八田さん後援会」をスタートさせます。「いのちの平等」を実現させるためにも、「八田さんを県知事へ」とがんばりたいと思います。

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