――私と日本共産党――医療制度改悪のウラ
戸塚章介
ロシアで
まったく腹が立つお年寄りいじめの「後期高齢者医療制度」。あの制度の発案者はもちろん歴代の自民公明政権ですが、裏で動いていたのがアメリカだといわれています。
20世紀の終わり頃から「経済のグローバル化」というかけ声で、日本の市場が次々にアメリカ資本に開放されていきました。生命保険の分野でもアメリカの資本が日本に続々進出してきました。そしてテレビでうるさいほどのコマーシャルが流れ始めました。高齢者でも入れる医療保険を売り物にして、お年寄りからお金をかき集めました。かき集めたお金はどこへいったのでしょう。カジノ資本主義といわれる金融市場に流れ、今度のサブプライムローンの破綻で紙屑同様になってしまったのです。アメリカ政府も放っておけずに公的資金を導入して、保険加入者の保護に当たらざるを得なくなっています。
日本で医療改悪が発案された時期と、アメリカ系の保険会社の大宣伝の始まった時期は見事なほど一致しています。この裏には、将来の医療不安をダシにして日本の高齢者からお金を吸い上げるアメリカ資本の策略が動いていたのではないでしょうか。そんな疑いももたれる医療制度改悪です。
この頁トップへ