ヒガンバナの哀しみ
2013/09/29
夏が走り抜けて行き、9月も終わろうとしているこのごろ、一輪のヒガンバナをみつけた。あっと言う間に、1日2日のうちに、真っ赤なヒガンバナが咲き乱れた。
「おはよう」といつも私にも声をかけて下さっていた、ご近所の男性が、心臓の病に倒れ、亡くなられた。訃報を耳にしたのはつい最近。そして‥‥私の伯父も、長く病と闘っていたが、とうとう旅立ってしまった。この伯父さんは、日本共産党員で私の人生に大きな力を与えてくれた。感謝と尊敬の念は計り知れないものがある。
ヒガンバナの花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
迷信だが、花の形が燃え盛る炎のように見えることから、家に持って帰ると火事になると言われているらしい。毒性も持つと言われる、なかなか強烈な花。
真っ赤なまつ毛のよう。くるりんと天上に向かって、強い赤を放つヒガンバナに、心からの冥福の祈りを捧げる秋。そして‥‥仕事に情熱を燃やす秋。
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