冬のトンネル
2013/02/13
「トンネルに行こう」と松戸市内の「ゆいの花公園」に、孫と娘とでいった。
若い子育て世代が親子で遊べる場所さがしも、なかなか苦労である。
たとえば、松戸の森と広場に、“食事の持ち込みできて、小さい子供たちも室内で集える場があればいいのにな”という声もある。
さて、到着だ。
市民のご厚意でつくられたらしいこの公園は、なかなか子育て世代に評判がよい。
しかしまだ2月なので、梅の花がようやく咲き始めたばかりで、地にはいつくばって咲くパンジーや菜の花以外は、チューリップもまだ球根。
そして「ここなのね。トンネル・・というのは」。
冬のトンネルは、バラのトゲたらけの茎で覆われていた。
歩きはじめた「寅ちゃん」は、勢いよく歩く。
あっ、パタっと、転んだ!
娘が走り寄る。
我慢しているようだ。
ゆがんだ顔で「びっくり!」と、言って、
ゆっくりと、泣かずに、立ち上がった。
歩きはじめた。
先日は、ちょっと転んでは泣いて、娘の助けを求めていたが、今日は、「びっくり!びっくり!」なんて言いながら、転びから、立ち直れる強さをちょっと学んだようだ。
乗り越えると、うれしいようだ。
子どもの世界では、冬のトンネルをくぐれば、
新しい未来が、次々と待ち受けているのだろう。
「びっくり!」の連続で、次々と世界が開けるのであろう。
そして、この子たちが、想像もできない、新しい世界をつくるのであろう。
冬のトンネルをくぐれば、どんなバラが咲くのか、
楽しみだ。
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