初めてのカモミ一ル
2011/06/18
「我が家の花畑にどうぞ」の声に甘えてお邪魔した私の目に入ってきたのは、カモミ一ルというらしい、野菊のような小花。「くたびれたでしょう、どうぞ」と友人が招いてくれたのだ。
ツ一ンと澄んだ香りが、漂う畑。種が飛んでか、あたり一面のカモミ一ル畑。花の摘み方を教わって……私は摘んだ、摘んだ。「初めてよね」と友人。
ニヤオ一と友の愛猫が、顔を出した。テーブルの上では、熱湯に浸され、やわらかな香りが、いっそう暖かく優しくなった感じのカモミール。
「さあ、召しあげれ」、「ありがとう」。――飲みましょう。飲みながら山とある懐かしい話を……。
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