下手でいい 下手がいい
2009/11/29
地域を歩く。常盤平のわたなべさん宅を訪ねたら、玄関で私を迎えてくれたのは、心温まる絵手紙。ひゅ一っと冷たい外の風が少し、ほんわかと柔らかくなったような気がした。
おかめ、ひょっとこが、スイカの前でとぼけている。花や金魚がそれぞれに、描かれている。「ああ、これ夏なんです」と夫さんが言い訳をなさった。夏でも冬でもいいけけれど、あっというまに年月がたって、どこのお宅もせわしい暮らしだ。
そんなこんなで今日は、地域を歩いて、暮らしの声をたくさん聞いてきた。政権交代後の政治への期待と不安が入り混じる昨今。だからこそ、《住民パワ一だ》《国民こそ主人公だ》《民意が政治を動かすんだ》との思いを強くする。もちろん、私たちもしっかりと見るし、発言する、行動する。政治を《前に、動かすために》。
絵手紙の上に、「ヘタでいい、ヘタがいい」と記されていたことが、印象的だった。手探りで模索しながら、ありのままをぶつけ合いながら、なにごとも進んでいくのかな。「下手がいい」と言い切っている先生の真意は、何かなあ……飾らないことかもしれない。
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