鳥の名は?
2009/03/18
キュル一ル一 キ一キ一 キユル一。存在感バッチリの鳥たちが、いつも私の駐車場付近の裏山で、「お帰りなさい」と迎えてくれる。朝の駅宣伝などを終えて、自宅に一度戻る時間帯は、騒々しいくらいに賑やかなこと。
君の名は?鳥の名は?……もっと君をカメラにおさめたい、と、忍び足で落ち葉を踏みしめると、あらどんぐりコロコロ……この樹の上だ。近づくとダメだ、さぁっと、一斉に逃げていく鳥たち。まだ、信頼されていないとみえる。
じっと待つ余裕はない。あきらめて、すぐ引き返す。もう、紫陽花が芽吹いているね。背丈の小さい紫花のまぶしいこと!
事務所に帰り、自然博士「乙女ちゃん」に聞くと、「あ、それ『尾長』よ」。へえ、そうかしら?疑心暗鬼の私を説得すべく、「日本の野鳥」と言う小学館の本を、さっと出すところが凄い。さすが自然博士。
★分布の「謎」
その本には次のようにある。
――スズメ目カラス科。ベレ一帽をかぶったような頭が特徴。尾が非常に長く、それを引きずっていくような、ふわふわとした独特の飛び方をする。(確かに!)翼と尾が青く、美しい鳥。しかしカラス科のためか、鳴き声があまりよくなくギユ一イ、ギユ一イ、キュキュ。繁殖期には意外と甘い声。都会派の鳥。昆虫や果実を食べ群棲している。
――分布=ポルトガルの西部と日本を含むアジア東部に見られる。ユ一ラシア大陸の中央部にぽっかりと穴があいたようにいないのは、分布の謎とされている。
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