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タイトル 弥生3月  ふらりと外に タイトル

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(09/03/01)
 20分、仕事と仕事の合間に時間があったので、ふらリと外に出た。
 冬来たりなば 春遠からじ、と言うけれど、もう3月?

 
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確かに・・・。
 気づかなかったけれど、草木萌え芽ぐみ、蕾ふくらむ春は、すぐそこまで来ているのか。

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 畑の大根が、勢い余って大地にそびえたつ。梅は、最高の笑みをふりまいている。
 椿は冬の名残り。木の実はひそやかに、水仙のかぐわしい春の香のなかにたたずんでいた。

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君がため 春の野に出て 若菜つむ
 わが衣手に 雪は ふりつつ (新古今和歌集)

 まだ寒くて、肩をすぼめて、衣手に降る雪を払いのけつつ、せっせと仕事をしている感じの、日常……。
 だが、春は希望よ、と目の前の草木や花が、こっちをみて、ニッコリ微笑んでいるよう……。

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 近所の学校から卒業式の案内状が、届いたよ。スプリング・セ一ルのメ一ル便も次から次へ。

 変わらぬ営みが続く日々だが、弥生3月 春の入り口に たつ。

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