「ほほえみリンゴ」
議会準備に必死の形相のわたしの前に、そっと「これ、ほほえみリンゴ……」と乙女(愛称・オトメ)ちゃん。口に入れた途端に。さわやかな甘さと酸味が、サアッと広がった。「まあ、美味しい!なに、このリンゴ、どこの?」「青森のほほえみリンゴよ!」
昨年青森県産リンゴは、降ひょうと降霜で、103億円もの被害を受けたとのこと。ひょうで傷ついたリンゴが大量発生。産地価格が昨年は、前年12月の36%も下回った。業者が受け取ってくれなくて、自分たちが愛情こめて生産したリンゴを投げなくてはならないのか……と生産者が頭を抱える深刻な事態に。
こんな中で津軽農民組合では、傷のあるリンゴを「ほほえみリンゴ」の名称で販売しているとのこと。日本共産党の高橋ちづ子衆議院議員らが、現地で懇談し、実情を聞き、応援を約束。「しんぶん赤旗」にも掲載。事務所の乙女ちゃんは、この1/19の記事をしっかり読んでいました。松戸の新日本婦人の会産直小組に入っている仲間の声かけで、今回は事務所にも、小さなリンゴがお目見えです。
農民連(農民運動全国連合会)のホームページをみると、津軽農民組合「ひょう害の負けないぞ!気落ちしたリンゴ農家励ます」「見た目は、悪いが、味は美味しい!」「心配するな、と心強い消費者の声」――との文字が並んでいる。私も思わず、勿論、応援したくなりました。みんなで応援しなくっちゃ。
確かに、リンゴ(王林)のお顔をみると、傷?まあ、「えくぽ」がボツボツ。でも、傷あるリンゴを「ほほえみリンゴ」と初めに名づけた人は、凄い。一部の業者からみれば「売れない」りんご。でも、愛情込めて、雨の日も風の日も、ひょうの日も、わが子のように守り育ててきた生産者の目で見れば、可愛い可愛い「ほほえみリンゴ」なのだ。
リンゴも喜んでいるよ、と言いながら、みんなでパクパクりんごを食べた。
●津軽農民組合 電話 0172−37−0141●
○参考
*ひょう害で売れない/青森 リンゴ農家 苦境訴え/高橋議員調査
「しんぶん赤旗」
*
ひょう害に負けないぞ/気落ちしたりんご農家励ます/ほほえみ産直 青森・津軽農民組合
――農民連HP
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