SOS!のインタ一ネット、そしてシクラメン
新しいフアクスを購入して設置していただいたら……その夜、急にパソコンのインタ一ネットができなくなった。
さあ、困った。だいたい、理屈がわかって自分が配線をしたわけではない。その都度人まかせできたから、一体どの線がどうつながっていたのか、サッパリ……。
徒労を続けた私、2分で修理した青年
水曜、木曜と頑張った?がダメ。正味1時間は費やしたかな。線を引っこ抜いては入れ、右の線を左に入れ替え。こんな非科学的なことをして、つながる筈がない、でも万一つながったら儲けものと思いながら、あてずっぽうに配線するのだから、ダメなわけ。
さあ、助けて!23歳の日本民主青年同盟員のYさんに依頼。ハイ!さっそうとバイクで、朝一番飛んできてくれて……なんと、部屋に入って2分でバッチリ復帰!!もう尊敬です。
未来は青年のもの。聞いても私には分からないかなと思いつつ、なんで?どうなっていたの?と、聞いてみた私。
《立ち上がっちゃった人》とあまり変わらない私
「ハイ、ぼくは、さまざまなパタ一ンを想定してきたんですが、そのいずれでもなかったです」「本来○○につなぐべき線を、○○につないでいたんですね・・」「??」ヤッパリ聞いてもよく理解できなかった。
正直に分からない、と私が、白状すると、彼は「アハハ.....」と軽やかに笑った。「『パソコン立ち上げて』と言うと、パソコンの傍で、立ち上がっちゃった人もいるから大丈夫ですよ」。それを聞いて、私も笑ったけれど、「ウン、私も、モデムを落として……と言われて、どうやったらモデムが落ちるのか、線を抜きまくったのよ」、《立ち上がっちゃった人》とあまり変わらない水準だ。
早い修理にアッケに取られつつ、コ一ヒ一をさしあげた。我が家にあったシクラメンを彼がいたく気に入った様子なので、それをお預けし育てて頂くことになった。彼のお宅なり、お勤め先のデスクなりで「育てて」と頼むと、彼は無邪気に喜んでくれた。
「人間を機械扱いする社会は変えなきゃ」とその青年
その彼がある集いで、こう語ったのには、私はまたもや驚いた。「みわ県議の家の機械をぼくは治しました。機械はすぐに治ったけれど、人間はすぐに治らない。今人間が機械のように、モノ扱いされている。こんな社会は変えなきゃならない」――毎日、機械と向き合っている彼が、キッパリそう言い放ったことに、私は大変な感動を覚えた。人間が壊れないように、機械に支配されないように、23歳の彼の哲学が垣間見えた。すばらしい青年に拍手!
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