唐辛子
夜、閑散とした事務所で、12月県議会の準備をしていた。喉も頭も渇いた感じで、ふらりと台所へ……。すると、誰かが私を見ている気配。誰?
食器棚に唐辛子。畑で、真っ赤に実ったのを、持ってきて下さったのだとか。ありがとうございます。寒くなりましたね。
真っ赤な唐辛子に、見守られていた私。寒い冬は体を暖めてくれる、食物の保存や虫よけにもなる――そんな役割でわが国では昔から重宝がられてきたそうな。
唐辛子で、悪い風邪も、悪代官も退陣させよう。季節はもう冬……。
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