「土を取り除いたので、再度測定を!」と学校から要望
2011/09/04
それから3日後、“あの測定機でもう一度!”という話となって・・・急遽、学校へ飛んだ。“間もなく夏休みが終われば子どもたちが登校するから・・”と、なんと関係者らが子らの安全を願い、一生懸命、土の表面を取り除いたとのこと。
さて、さて、と緊張して測定したが・・残念ながら、0.6台である。
取り除いた表土の深さが足りないのか、土にしみ込んでいるのか、原因を検証する必要があるのかもしれない。ため息が漏れた。
学校関係者のご苦労を思うと私も切ない。そして、前回は測定しなかった場所なども次々と、測定にまわった。
最後に、その除染した土のうの塊47袋を積み上げてある校舎の裏に行き、そこでの測定結果に注目した。ウ一ン、やはり高い。1.2マイクロシーベルトを超えたので、「このまま、この状態で置いては、まずい」との認識で、一致したことは、いうまでもない。どこが安全で大丈夫と言えようか?現場の苦悩は深刻で、重い。
この間の経過については、学校側では、記録を真剣にとっていた。真剣な対応は、必ず、子どもを守る大きな力になる、と教育関係者に対する信頼の念を私は強めた。
県教育委員会には、安全を確保するための毅然とした対応を求めたい。大切なかけがえのない子どもたちの命を、危険から守らずしてどうするのか。
根拠のない第二の「安全神話」の独り歩きには警告を!
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