福祉の心を県政に
千葉の財政力は全国第5位 ところが医療・福祉は最低クラス
「六実駅まで行ける道が欲しい、県道歩道の整備してほしい」との訴えを聞くみわ県議
2011/02/11
○特養ホ一ムの定員数(人口当たり)は47位
高齢者人口千人当たりの特養ホームの定員は、全国平均が15.5人ですが、千葉県は12.7人で全国最下位です。県内で入所待ちの方は1万7858人(2010年7月)に達し、この中には、要介護度5の独り暮らしの方が333人も含まれています。
○保育所の数(人口当たり)は46位
保育所の待機児童は、県調査(2010年4月)でも千葉市321人、市川市220人、船橋市174人、柏市183人など全県で1400人近くいます。実際にはこれを大きく上回る待機児童がおり、保育所不足は深刻です。
○国保への補助は 依然ゼロ
国保料が高すぎて、払いたくても払えない県内の国保料滞納世帯は約25万(2010年6月現在)、加入世帯の24%です。窓口でいったん医療費の10割を支払う資格証明書発行は2万1千件、短期保険証も8万5千件で、加入世帯の1割が正規の保険証を取り上げられています。
松戸市内では、3件に1件が、払えない深刻な事態
です。
ところが県は、国保料を引き下げるための県独自の助成を廃止したままにするなど、住民の命と健康を守る責任、安心して必要な医療を受けられるようにする責任を投げ捨てています。愛知県の調査によれば、東京都40億9千万円、大阪府23億8千万円、群馬県4憶5千万円など、全国16都府県が県独自の助成をおこなっています。
後期高齢者医療制度での短期保険証発行も、2010年7月現在794件におよびます。
○病院ベッド、医師、看護師数(人口当たり)は、全国45位
国が公立病院改革ガイドラインを押し付けているもとで、この間、県は、地元自治体や住民の意向を無視した強権的なやり方で、県立東金病院の廃止・九十九里医療センター構想をおしつけるなど、地域医療からの撤退をすすめています。千葉県の人口当たりの一般病院ベッド、医師、看護師(准看護師含む)の数は、それぞれ全国45番目という遅れが放置されています。
松戸市立病院・東松戸病院への国・県補助は削られ続けて
います。
日本共産党は、税金の無駄遣いをやめて、こうした医療福祉の遅れの克服をと、奮闘してきました。
子どもの医療費無料化は、昨年12月から県制度を大きく前進させ、松戸市内では市議団と力あわせて小6まで実現。しかし特養ホ一ムや保育所の不足は深刻です。施設を増やし、松戸市立病院への国県補助増額にむけ、頑張ります!
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