TPPに参加するな――小松県議 12月議会一般質問
一般質問を行う小松実県議
12月1日の県議会で小松実県議団長が一般質問に立ちました。「しんぶん赤旗」12月2日付の記事を転載します。
TPPで産出額激減 千葉 小松県議が不参加迫る
千葉県議会本会議で1日、日本共産党の小松実県議団長が一般質問を行い、環太平洋連携協定(TPP)参加反対や住宅リフォーム助成制度の創設などを森田健作知事に迫りました。
小松氏は、TPPに参加すれば農業産出額全国3位の千葉県で野菜など重要農産物を除く試算でも、産出額が3分の2に激減し影響額は1380億円にもおよぶと指摘。知事は「輸出競争力を高めるが、輸入拡大で本県農業への甚大な影響が考えられる」と答弁したものの、反対は表明しませんでした。
小松氏は住宅リフォーム助成制度について、県内で初めて実施した、いすみ市の例をあげ、投資額の24倍以上512億円もの経済効果が見込まれることを強調。創設に踏み切るべきだと迫りました。
県は「多くの要望がある。経済効果も期待できる」と認めましたが、「対象や限度額、財政的な検討も必要」などと消極的な姿勢でした。
私学の授業料減免制度を、施設整備費を含む学校納付金全体に広げるよう求めたのに対し、県は「引き続き研究する」と回答。特別養護老人ホームの待機者1万8千人のうち単身と高齢者のみ世帯が5千人にのぼるとして増設を求めたのに対し、県は「精力的に整備する必要がある。事業者に積極的に働きかける」と答えました。
○参考
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【2010年12月県議会】日本共産党 小松実議員 一般質問 1回目の質問(12月1日)(日本共産党千葉県議団HP)
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