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タイトル 最高裁で住民が勝訴した場所に、また産廃処分場?! タイトル

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2010/05/01
 富津市田倉の静かな山間部に、安定型産廃処分場の話しが持ち上がったのが1987年。20年にもおよぶ運動とたたかいの結果、最高裁で08年7月に住民側の勝訴が確定したのだ。
 建設差し止めになったその同じ地に、今度は管理型処分場を造るという話が再び持ち上がっている、というのだから、驚くべき話である。

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 「天羽の水を守る会」(代表 安田貞夫氏)や、最高裁で勝利した原告の皆様らが主催する「管理型処分場について考える勉強会」に、地元の日本共産党の松原=富津市議とともに、4月18日私は出席した。
 会場には、“命の水を再び守れ”と会や住民の皆さんの怒りが渦巻いていた。処分場予定地周辺の住民の多くは、井戸水で生活をしている。環境を破壊し、命の水を汚染する処分場建設はぜったい許されないのである。

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 安定型処分場は「性質が、安定しているとされる廃プラスチック、ゴムくず、金属くず、ガラスくずなどを埋め立てるもので、遮水シ一トなどはいらない」とされ、管理型処分場は「安定型より汚染度合いが強い汚泥などが対象で、有害物質がしみ出さないよう底にゴムシ一トを張ったり、浸出水の処理施設を設けたりしなければならない」施設である。

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 今回の田倉では、“安定型処分場”でさえ、「処分場に入った雨水等の水が漏れれば、帯水層やクラック等の移行経路を通じて処分場外へ拡散される。処分場周辺の住民の井戸等は、漏出した汚泥水の影響を受ける蓋然性があり、それを飲む住民には、生命、身体(健康)を害する危険性がある」と、最高裁判決ですでに審判が下されている。

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 にもかかわらず執拗なことに業者が今度は、「シ一トを敷くからいいだろう」と“安定型”より危険な!物質を扱う“管理型処分場”の建設計画を進めているのである。信じられない「非常識」だ。
 勉強会では、建設差止裁判で勝利した原告側弁護士の田中由美子氏らが「管理型産廃処分場の危険性について、なぜ危ないのか」と講演。安田代表は「シ一トが破れて汚染水がしみ出した処分場は全国各地にある。早急に反対運動を起こし、強め、新たな提訴をする前の段階で何としても阻止したい」と語っていた。

 こんな静かな海と山の美しい富津の山あいを、最高裁で負けたにもかかわらず再びゴミ捨て場にしようという業者の計画そのものが間違いであり、許されてはならないと私も、強く感じた。これに対してどういう姿勢で県行政が対応するのか、厳しく問われている。この点で政治の責任は重大であり、厳しいチェックが必要である。

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