不正経理　調査特委延長せよ 　　千葉県議会　自民反対で否決 「しんぶん赤旗」10/03/24付から転載 　千葉県議会最終日の19日、日本共産党は、民主、公明、市社無の各会派と共同で不正経理調査特別委員会の6月までの延長を求める発議を行い、小松実県議が賛成討論をしました。発議案は、幕引きを図る自民党の反対で否決されました。 　特別委は13回開催され、3月末までに2回開き、最終報告を議長に提出する予定。 　小松氏は討論で、「全容解明と実効ある再発防止策の確立をという県民の思いに応えたと言えない」と主張。今回、調査対象とならなかった2002年度以前分が不問のままであり、幹部職員への聞き取りもなく、業者プール金返還の交渉などの対応もきわめて不十分であることを指摘しました。 　また小松氏は、1997年の内部告発にある「県県接待」の実態や、不正経理によって生み出された裏金が議会工作や人事に絡む幹部職員の接待などに使われた疑惑が解明されていない点を強調。「厳しく摘出されなければならなかったはずの県庁の病巣・うみは、まったく手つかず。不正行為の実態も責任もあいまいにされ、県庁の闇はさらに覆われることになる」と批判し、特別委延長を強く求めました。 ○参考 ＊【2月県議会】小松実議員　発議案第31号「不正経理調査特別委員会の調査期間の延長について」への賛成討論（3月19日）（党県議団HP） ＊「不正経理特委」で北総教育事務所に係る疑惑を指摘　　議会最終日「不正経理特委」の延長発議を自民が否決（小松実県議HP 03/19） ＊「不正経理特別委」で、初の参考人質疑（小松実県議HP 03/23）