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タイトル 不正の根を絶て モノいえる職場に――県職労 真剣に議論 タイトル

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2010/01/31
不正経理――賃金などの確保に問題も
決算審査から見えてきたもの

 1月18日の決算審査特別委員会での「農林水産部」関係の審査。不正問題について、7冊の通帳(いわゆる裏金管理のための)の存在に関連した質疑を私は行なった。

 7冊の通帳のうち、古いものは平成7年の口座開設となっており、つまり、15年前から不正経理があったことが明らかになった。しかもその通帳から、多額の「アルバイト賃金」や「災害時の夜食代」が支払われている問題についても追及。「払うべきときに必要な賃金が、確保されていなかったのではないか」「サ一ビス残業が行われていたのではないか」と質した。

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 これに対し県当局は、「アルバイト賃金は、正規には翌月15日ごろに支払う。しかし出先機関では、月末に賃金を払いたいということで、早めに払っていた。1995年から2003年まで続けていた」「出先機関では、アルバイトや事務費が十分確保されていなかったため、不適正な形で取り扱ったのではないか」などと述べた。サ一ビス残業の実態については、認めなかった。

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必要な予算が、必要な科目で措置されない――県職労アンケート
 1月23日の千葉県職員労働組合の新年旗開きにお招きをいただき、出席した。そこでも、「不適正処理」はなぜ起きたのか、不正を根絶し、職員が誇りと生きがいをもてる職場にするためにと、真剣に議論している様子が伝わってきた。その内容は、県職労発行の号外(1/29付)“県庁から「不正」を根絶し、県民から信頼され、誇りを持って働ける職場に”(声明)で詳しく知ることができる。

 声明では、「昨年9月9日に、5年間で30億円にのぼる県庁の不正経理が、また追加調査であらたに7億円が公表され、県庁ならびに県職員への信用を一挙に覆すものとなったが、県当局の責任を問うと同時に、力量不足も痛感」として、不正を根絶し、誇りをもてる職場をつくるためにどうすべきか――「不正経理」の原因と対策などに関する、府職労の見解を明らかにしている。
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 本庁・出先機関1022名の県職員の生の声を集めたアンケ一トも、貴重。いわゆる「私的流用」など・・は論外だが、不正経理の原因で「必要な予算が、必要な科目で措置されない」が65%を占めていることを私は重く受け止めた。改革のメスは、まだまだこれからである。13年前の県職員からの「内部告発」を事実上握りつぶしてしまったことも、この上なく重大である。モノ言えぬ職場であってはならない。
○参考
*「千葉県職」号外(10/01/29付)1面(PDF)
*「千葉県職」号外(10/01/29付)2面(PDF)

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