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タイトル 「《裏金》通帳名義に、複数の管理職名」と答弁 1/15 決算審査特別委 タイトル

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2010/01/17
 決算審査特別委3日目を迎え、連日連夜、フル回転で私も奮闘中です。今回の決算審査特別委は、不正の追加調査や処分の報告が間に合わないからと言って、決算審査そのものの日程を、県当局が当初どおり行わない「異例の延期」という事態のもとで、開かれているのです。

 まだ審議が半分終わったばかりです。通常の決算審査で明らかになった数々の問題については、決算委の終了後、「県議会報告」で皆様にしっかりとご報告したいことが山ほどですが、今回は、不正の問題(それもその一部ですが)についてのみ、報告をさせていただきます。

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☆部長・次長全員の答弁を求めたが、拒否!
 1月15日(金)の決算審査特別委で、千葉県庁不正経理の問題について「特に、県土整備部で不正の率も金額も大変大きい。第一に、これはなぜだと考えるか。第二に、わが党は13年前に『内部告発』を受け、本会議でこの問題を追及した、全国や他県でも大問題になってきた・・・なのに、どうして千葉県では、自浄能力が働かなかったのか、その原因は何か、幹部職員の認識を、全員からお聞きしたい。部長・次長といま6名前列に並んでおられる。職員からの聞き取りにわれわれ議員は立ち会ってないのだから、この場で、県幹部職員全員の率直な見解を答弁いただきたい。」と、私は求めました。

 ところが、いきなり課長が立ち上がり「コンプライアンスの欠如・・」と従来どおりの答弁をしました。そこで「委員長、わが党は県庁で行われた不正について、幹部職員の責任は重大と追及してきた、その幹部職員自らの言葉をお聞きしたいのです」と委員長に抗議をしました。

高さ2メ一トル以上の段ボ一ル入りの不正経理(裏金通帳含む)の資料の山の一部
高さ2メ一トル以上の段ボ一ル入りの不正経理(裏金通帳含む)の資料の山の一部
 しかし結局、「代表して部長が……」などとして、部長が立ち上がり謝罪はしたものの、課長と同様の従来どおりの答弁を繰り返すばかりでした。「委員長も指名しない、幹部職員も立ち上がらない、答弁もしないなど、そうした姿勢こそが大問題だ」と私は厳しく批判しました。これでは、膿を出し切るどころではありません。事実上の答弁拒否であり、断じて許されないことです。

「"課長"名義の"裏金"通帳が、複数存在」と答弁
 そこで私は、党議員団の控え室に年末に県が運び入れた膨大な資料の山のなかの一部について、いくつか質問。それは、「通帳(業者との間で不正な処理をしたことで発生した現金を管理する゛裏金゛のための通帳)の名義人が次々と代わっているが、これは代わるときにどんな引継ぎがされていたのか」「この通帳の口座名義人はどういう役職なのか、一番高い役職の人は具体的にどんな役職か」とあることを念頭において質問しました。そのこととは、県が12月に公表した追加調査によると、全庁で押収された不正な通帳は20冊あり、預金総額は約1300万円になることが既に判明していることです。

不正経理資料のコピ一作業
不正経理資料のコピ一作業
 これに対して県は、"引継ぎ"については答弁せず、名義人についても当初は答えませんでした。しかし私の再三の追及の結果、とうとう「課長がいた」と、幹部職員、所属長名義の存在を認めました。その数についての質問には、答弁できませんでした。この所属長名義の通帳は複数あるとのこと。《一経理担当や一職員レベルの話ではない》と言うことが具体的に裏づけられたことは、極めて重大です。

 続けて、私は「その課長らが、部長など上司らとの相談は?苦悩なども含めて、何らかのかかわりは?」と質問しましたが、「課長レベルと認識している」などと曖昧な答弁に終始しました。知事を初め幹部職員の責任は重大と、決算委の初日から証人招致などをわが党は求めてきましたが、やはり、全国で最も遅く、最大規模の不正が明らかになった千葉県の根の深さは深刻です。

議会控え室で質疑準備
議会控え室で質疑準備
☆県警の不正や処分も決算審査日を追加して明らかにせよ、と要求
 県警の決算審査(既に終了)についても、県警の不正や処分も明らかにせよと次のように3点を主張、決算審査日を追加してきちんと報告受け、審議すべきと、強く要求しました。「第一に、20年度決算審査期間中に、国費調査が間に合わないから、県警だけ報告できない、などというのは認められない。そのための決算日をもう1日設けるべき。第二に、県費で明らかになった20年度の不正経理による処分もすべて先送りで、決算審査の期間内に発表されないということは認められない。追加で報告し審議せよ。第三に、2月初めに明らかにしますという県の答弁は、1月末に決算審査特別委が終わったあとの2月初めに発表するなど、県民の目からみたらおかしい。出来すぎた日程だと言うことになる。きちんと決算審査委に報告し、審議を保障すべき」
 これについて委員長は、"意見として検討する"と答弁しました。

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