県 不正経理追加調査を報告(12/18)
千葉県の不正経理の追加調査の報告が18日されました。その調査の対象は、年間1兆6千億円の県予算のほんの一部に過ぎません。再発防止の徹底のためにも引き続き、県予算全体にわたる調査が必要です。
09/12/20付「しんぶん赤旗」から転載
不正経理 新たに3億円超
千葉・小松県議 予算全体の調査必要
千葉県議会の全員協議会で18日、県庁不正経理問題の「追加調査」結果が報告されました。追加調査で、2008年度の需要費で約3億1千万円の不正経理が確認され、03年から08年までの累計は32億8千万円になりました。
需要費以外の「賃金」「旅費」「委託費」などの抽出調査では新たに約6千万円、県立学校関係の需要費(03年〜08年度)に約2億7千万円の不正経理が発覚しました。
職員の処分では、懲戒免職4人、停職処分1人のほか、本庁課長級以上全員445人が戒告処分。全体で1783人が処分を受けました。森田健作知事は、減給3割3カ月、副知事2人は減給1割1カ月です。
日本共産党の小松実県議団長は「調査対象はこれまでの分を含めて約86億円程度で、年間1兆6千億円の県予算のほんの一部にすぎない。一件落着とは言えず、県予算全体にわたる調査が必要だ。職員の処分の基準が変更され、管理・監督者の責任をより重視したものになった。再発防止と税金の適正な執行に努めてほしい」と話しています。
「追加報告」を受けて、県議会は22日に緊急質問を行い、小松団長が質問します。
○参考
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【2009年12月県議会】小松県議 不正経理問題「追加調査結果」に対する緊急質問
(12月22日)(日本共産党千葉県議団HP)
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経理問題特別調査について
(千葉県HP)
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不正経理に関わった計2245人を処分し、約9億円の返還を求める
(「森田知事の政治責任を追及する会」ブログ 12/19)
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不正経理、県議会全員協議会で「追加調査」報告
(小松実県議HP 12/18)
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