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タイトル 「糖尿で足切断、1階に移りたい」――ある県住でのこと タイトル

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2009/07/29
 「夫が糖尿で足を切断しました。でも3階なので、上がれません。1階に移していただけませんか」――県営住宅にお住まいの80台の女性から、ご要望と訴えが……。
 お話を伺うと、病院に現在入院をしているが、お医者さんから「退院はすぐには無理だが、自宅に一時帰宅はいいですよ」と言われたというのだ。ご主人も帰りたがっているが、なんせ3階のため、奥様一人ではとてもご主人の体を支えきれず、なすすべがない。「何とかなりませんか……」とのご相談。

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 さっそく県に、本人さんからかけあっていただいたが、3階から1階への移動については、県からは「難しい」との回答。再度、私のところに話がきた。実は、県は「既に住んでおられる方の移動もお断りし、空き室への入居募集もしていない」と言う。
 「建替え予定」を理由にして、県はこの間、募集停止をし続けているが、その建替えのメドが全くたたず、結局空き室が増える一方なのだ。同じ理由で、従来から住んでいる方の3階から1階への移動も、いずれ、「建替え」るのだから経費がムダになり認められないという説明であった。
 しかし問題なのは、建替えの時期が全く未定だということである。空き室のまま、何年も放置するのは、別の意味で重大問題といわざるを得ない。

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 困った私は、「ではまず、1階の空き室の様子を、私自身が県議として確認し、視察したい」と県に申し出た。県はただちに対応し、私は地域の方や、相談者の奥様と一緒に見せていただいた。すると、空き室になった年数が短い部屋ほど、部屋の痛みが少ないことが歴然としていた。立ち会った県や公社の職員さんらも、ウ一ンとうなっておられた。

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 そして、その行動の中で、実は、相談者の奥様自身も膝の痛みなどで、長く立っていられないばかりか、階段の昇り降りも苦痛だということが、分かった。職員さんらは、「それは、知らなかった」と、おっしゃった。
 「ここが我が家です・・・・夫の思いをかなえたい」と自室に案内した奥様。入り口に近い部屋には、夫さんの寝ていた空っぽのベッドに杖が……。胸が、本当に痛んだ。

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 その話の中で事は動いていった。結論は先日、出た。「1階に移り住んでいただきます」というのが県の正式回答だった。「これで、夫が帰れる」と笑顔いっぱい浮かべ、安堵なさった奥様。担当職員さんらの、とても丁寧な対応に、住民の方は、とても感謝をしておられた。

 じかに、住民の訴えをお聞きし、行政の職員にもつぶさに見聞きしていただき、一緒に考えてもらうことが、どんなに大切なことか、今回のことで思い知った。
 暮らしと命を守り、政治を動かす日本共産党の、国民の幸せになるお手伝いする仕事は、まだまだこれから、いっぱいだ!空っぽのベッドに、笑顔が、もうひとつ咲く日が、近い。私も嬉しい。住まいは人権。

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