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タイトル 派遣切り30代に、どこがセ一フティネット? タイトル

写真1.事務所で、お話を伺うみわ県議と、山崎地区委員長
写真1.事務所で、お話を伺うみわ県議と、山崎地区委員長
2009/07/13
 朝の駅頭から、事務所に帰って、お茶を一杯口にするや否や、そこへ、この3月まで派遣社員だったという30代の男性が駆け込み相談にいらした。
 5月以降は、松戸森のホ一ル付近とネットカフエを行き来しながらの日雇い労働で日銭を稼ぐも、続かず、所持金は50円。昨日コンビニの焼きそばを1食たべたきりだとのこと。さあ、大変。

写真2
写真2
 典型的な派遣切りだ。3年以上派遣が続くと、正社員にしなければならないので、その少し手前で、派遣会社から「解雇」されているのだ。派遣会社の経営が、たちゆかなくなった、という口実で……。
 が、そうであるという証明ができるものを、持ち合わせていないことで、私も一緒に行ったハロ一ワ一クでの相談(写真2)は行き詰まった。それが、最大の困難となった。
 銀行・派遣先・派遣元・・手探りで、私も一緒に、証明の手立てを尽くした。派遣を切られるとき、なぜ証明を取っておかなかったか、と叱責をされても……その時は、すぐに仕事を見つかるだろう、そんな思いで本人は転々としたのだ。もがけばもがくほど、「貧困」から抜け出せなくなった人々が、いかに増えているか。

写真3
写真3
 一体、誰の責任か。「自己責任」などといわれるのは、許さない(写真3)。
 再び、相談コ一ナ一での話しに戻るが、待つこと数時間。
 高齢者・若者、男女・国籍を問わず、本当に、こんなに仕事を求める人々が溢れていた時代が、あっただろうか。この雰囲気は、1月の「派遣村」でもそう、私は感じた。
 順番待ちの番号は、コ一ナ一ごと、956番、784番。どこも、朝から3時過ぎで、この番号とは・・・。重たい沈痛な日本の実態だ。

写真4
写真4
 話の途中で、私もつい声を荒げた場面があった。職員さんが示した国のチラシ(写真4)。「厳しい経済情勢を乗り切るために、雇用対策が、次々と拡充されています……」というリ一ド文の下に書いてある、@からBまでのメニユ一のうち、「実は、二つ(写真5は、そのうちの一つ)は、まだ始まっていないんです」と職員さんが言ったことに、カチ一ンと切れてしまったのだ。そのAとは「職業訓練と生活保障の充実」、Bとは「再就職支援、住居・生活支援の充実」。

写真5
写真5
 仕事がなく、住まいも失った人々に対して、どこがセ一フテイネット?次々拡充?

 事務所に帰ったら、「失業者用県営住宅の利用状況」についての資料が、県からフアクスされていた。これとて、使えないのだ(続報)。生きるための闘いと模索は……明日に持ち越した。今夜、彼の安心して眠れる住まいは――まだない。無念。

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