日本共産党千葉県議会議員　みわ由美

	「完全無所属＝実は自民党」の収支報告書
	「完全無所属＝実は自民党」の収支報告書


写真１・２


写真３・４

2009/04/10
　各紙が、昨日のわが党の県委員会と県議団の記者会見を報道しました（写真1）。

☆森田健作、本名＝鈴木栄治

　また県の通知（写真2）によれば、対外的に法的効果を伴う行政文書に氏名を表記する場合は「鈴木栄治」を使用するとしている。そして、事実、東京都選挙管理委員会による収支報告書（H20.3.28）（写真3）では、自由民主党東京都衆議院選挙区第二支部の代表者名は「鈴木栄治」氏（写真4）。そしてご本人もお認めになっているように、自民党の支部長であり、今の段階で辞めたと言う報道は、私の知る限りではない。。
　完全無所属と、わざわざ《完全》までしっかりつけてアピ一ルされたが、実際はこの通り。「変える手続きをしているからいいでしょう」ということで済むものか。しかもそう言いながら、未だに手続きが完了していないようである。

☆ドン・キホ一テから違法献金――05年・06年分は、明確に政治資金規制法違反


写真５

　その収支報告書には、大手ディスカウントショップ「ドン・キホ一テ」（東京都新宿区）から献金を受けている記載もある（写真5）。この平成19年2月の献金は、前年（2006年）の12月に国会で法律が変ったために、違反にはならない。しかし、平成18年（2006年）の献金360万円（外国法人の株式所有割合が51.82％）、平成17年（2005年）の献金650万円（同比率50.62％）合計1010万円は、違法である。
※政治資金規制法は、06年12月の「改正」？で、外資規制が大幅に緩和されたが、それ以前は、外国人や外国法人の株式所得割合が50％を超える企業からの政治献金は、受けてはいけないと規制していたのである。

☆自由民主党東京都衆議院選挙区第二支部から、1億5千万円が、森田健作政経懇話会に――「迂回献金」か！

　この第二支部は、1995年1月に、代表が鈴木栄治氏で、東京都選挙管理委員会に届出された。04年から07年には、合計1億6185万円の企業団体献金を受けている（この中に、「ドン・キホ一テ」からの違法献金が含まれている）。
　そして同時期に1億5030万円ものお金が、資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付されているのだ。この2団体の代表者は、いずれも森田知事自身。2団体の住所も電話番号も同じ。中央区京橋2-9-11吟雅堂ビル5階、03-5250-6603である。


写真６

☆「マルチ企業」の広告塔になり、多額の献金か？と疑惑報道

　さらに、今週発売されたばかりの『週刊新潮』09.4.16号（写真6）によれば、

「いわくありの企業から二回にわけて計７５０万を、さらに社長個人からも二回に分けて計１０００万円もの献金を受けている－と千葉県政の関係者が指摘。千葉県八千代市に本社があった『㈱ス一パ一マックスＵＳＡ』なる会社。……マルチ企業で、森田氏がテレビコマ一シャルに出演。……会員らへのコミッション不払いであわや、集団告訴という騒動も起こしているが、結局１４億の負債を抱えて倒産。・・……実は、会社、社長それぞれから献金を受けた数日後に、全く同額の寄付が自民党支部から、森田氏個人の資金管理団体に行われている。つまり、支部は、単に企業献金を受けるためのダミ一か……」

　こうした報道が、全国になされている以上、きちんとした説明と全容解明が、強く求められている。知事自身が、まず説明すべきだ。曖昧は許されない。
○参考
＊森田知事　自民党隠し　う回　違法献金（「ちば民報」2009年4月号外）

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