初登庁前に、疑問と不安の声――新知事は説明せよ！ 2009/04/03 ☆「完全無所属」はウソ、「違法献金」疑惑も 　投票日翌日から、森田知事について新聞報道が相次いでいる。「政党隠し」「違法献金疑惑隠し」――新聞やテレビのマスコミ報道をご覧になった県民から、早々と「知らなかった」「期待ハズレ」との声が聞かれる。 　選挙戦のなかでも私たちは訴えてきたが、訴えが届いた所は限られており、今初めて知った方たちの失望の声は、激しい。「初登庁の前に説明せよ」の声が出ているのも当然だ。 　「元気モリモり」から、「政党より、県民第一」にスロ一ガンを切り替え当選した森田候補。徹底して、自民党隠し・違法献金疑惑隠しをして、自民党も含めた政党政治への批判票を組織することで、当選したと言えよう。それゆえに今後、自民党色で「突き進む」としたら、1票を投じた県民との間のギャップが大きく生じることが予想される。 ☆国にモノ申す？　治安担当副知事新設？　リニア？ 　更に、「国にモノ申す」と言っていたのに、麻生首相と抱き合って喜びあい、東京石原都知事と固い握手。これにも不安を覚えると言う県民の方たちも少なくない。 　そして、現在2人の福知事を3人にして。「治安担当副知事」を、《森田流で》新設するということが、記者会見の席上で、森田氏自身の口から語られた。3人目の副知事を置くということ、しかも治安担当専門ということ、もしこれが実際に提案されていくなら、重大問題になることは間違いない。 　更に、事業費1兆2000億円ものリニアモ一タ一カ一促進は、森田氏の公約であったが、そもそも必要性が厳しく問われることは言うまでもないが、財源のあても全く示されていない。 　リニアモ一タ一カ一ではなく、子どもたちの医療費無料を中学3年生まででしょう！ 新知事の登庁と同時に、公約実現を待ち構えている県民たちの目が光っていることを森田知事は忘れないでもらいたい。 　「違法献金問題について、まず森田知事自身が、きちんと県民に説明すべき」こうした県民の声を受け、まず森田知事は、初登庁を前に、疑惑・不明朗な点をきちんと説明すべきである。日本共産党千葉県議団はそのことを強く求めていきたい。