コメ守れ!「明るい会」軽トラ連ね 佐原でも宣伝
《農業は今大変……》を会場で実感
以下3枚の写真は佐原駅の展示
2009/03/21
さあ、松戸駅街頭演説会を終えて、コメどころ佐原での明るい会の演説会に走った。2時間以上かかって、佐原駅に降りたら、ようこそと、街の心意気が伝わってくるものばかりが展示されていた。
☆農業に希望の持てる県政に変えようの願いひしひし
会場の、佐原公民館の畳部屋は満員。出席者の半分近くは、農業を営んでいる方、その他、佐原の文化・観光関係の方も。
地元の香取市議会議員 宇井正一市議(旧山田町議)・坂本洋子市議(旧佐原市議)が出席、演説会は大いに盛り上がった。
私の40分の話を聞いて下さり、途中で何度か、大きな拍手もいただき、沢山の方から、県政への要望が出された。香取市(旧・佐原市)でも、県政へ要望が溢れていることがよく分かった。
千葉県のすばらしい宝を、孫子の代まで引き継ぐために、政治の責任は重大だ。知事が変わり、《国・財界言いなりの県政》から転換することの大切さを、皆さんの声をしっかりと議員が反映させることの大事さを、痛感した演説会であった。
☆県立病院は県が責任を持ってほしい コメと農業守れ
佐原での個人演説会
これに先立ち、明るい会の推す候補と宇井香取市長との懇談(18日)が行われ、そこでは、「県は病院の運営から手を引かないで」「農産物価格の下支えの拡充を」と熱い願いが託された。
18日は東総・北総地域を7台の軽トラックに明るい会のぼりをたてて宣伝し、盛り上がったことが会場でも語られ、「医療と農業を守ってほしい」という立場を超えての、要求の広がりを身をもって実感した
☆農業予算が激減、農家への直接支援わずか1%、1日平均7戸も減
堂本知事の8年間で、2000年に638.2億円あった農業予算は、2008年度398.6億円(00年比の62.4%)に激減。そのうち約5割の194億円が土地改良費。肝心の価格安定のための農業者への直接支援は、わずか1.1%の4.5億円にしか過ぎない。
耕作放棄率は、全国9.7%に対し、千葉は15.5%である。販売農家(注)は、2000年の7万6042戸から05年までの5年間に、6万3674戸へと16%以上も減少(年平均2473戸、1日平均6〜7戸というテンポで激減していることになる)。
農家の置かれた現状はあまりにも深刻だ。しかも、それなのに、後継者育成予算事業は、わずか7919万円に過ぎない(農業大学校費と企業参入支援を除けば)。
☆アクセス米中止・減反中止・千葉県産米の価格保障(60キロ1万8000円をめざす) 後継者への支援にしっかり予算を
「千葉のコメは千葉の大地からと、国に対してキッパリ物言い、農家への直接支援や、後継者対策に全力を尽くすことを約束してくれている人はただ一人、心強くなった」と明るい会の推す候補の演説への出席者の感想もお聞きできました。
「苦労が増す一方の農家への県の支援を強めよ」「医師不足の対策にもっと県は力を入れよ」「介護ステ一ションの廃止ではなく、充実をはかれ」「国民健康保険への県の補助を増やせ」「文化関係の予算削減ではなく、充実こそ必要だ」「森林の保存に県の支援が欲しい」と会場からさまざまな願いがあふれでた、熱気ある集会でした。
*注 販売農家=販売目的で露地に作物を作付けた農家
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