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タイトル 十五の春は泣かせない――入試発表に思う タイトル

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2009/03/07
かつての京都のように
 3月5日、千葉県内の公立高校入試の結果が発表され、合格・不合格と明暗が分かれた。私の3人の子どもたちもかつて、千葉県内の公立高校を受験した。合格発表の日にはいつも胸が締めつけられる。
 特色化選抜で内定を受けていた1万7009人とあわせて3万3075人に「春」が訪れたと新聞が報道。心から、おめでとうと言いたい、

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 と同時に、「春」の来なかった生徒の気持ちを思わないではいられない。全日制の一般入試の合格率は75.1%で、昨年より0.4%も下がっている。定時制の合格率も85%。公立高校で学びたいと願って受験した子どもたちを、何故?どうして、ここまでふるいわけ、落とさなきゃならないのか。やはり公立の門を千葉県は狭くしすぎ、と私は言いたい。

 高校で学びたい、すべての子どもたちが学べる京都府に――とかつての蜷川革新民主府政が掲げたのが、「十五の春は泣かせない」というスロ一ガンだった。京都府庁舎に、「憲法を暮らしに生かそう」という温かい呼びかけといっしょに、たなびいていた光景を、当時10代の少女だった私は忘れることができない。政治は、こうあるべきと。

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 高校に行けない子らの経済事情
 中学校の先生が先日、言葉を詰まらせながらおっしゃっていた。――私のクラスの中で○人が私学を受けることが出来ない。○人が受かっても行けない。――先生の眼には、生徒たち一人一人の顔が浮かんでいるように、つらい表情で語っておられたことがとても印象的だった。

 そもそも私学というのは、私学ならではの特色を生かすために設立された学校である。そうした私学で学びたい、という高らかな希望を抱き学んでいる生徒たちの多くいることを知っている。

 しかし同時に、公立の学費しか払えない家庭の子が公立が受からなくて、やむを得ず私学に行く、または私学に「行けない」ので高校進学自体をあきらめるケ一スも少なくない。こうした現実を私学助成の少なさが生みだしている、これもまた、一つの大きな問題である。

 県立高校統廃合は中止・撤回を、と主張し続け
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 今の堂本県政は、県立高校15校の廃校予定を17校も廃校にした。高校統廃合の議会論戦の中では「ムダな経費は慎まなければならない」とまで言った。高校守れと願う生徒や保護者・地域の声を日本共産党は一貫して取り上げ続け、統廃合の中止撤回を強く要求しつづけてきた。

 生徒が減少してきた時こそ、すべての学びたい生徒に高校での学びの場を保障するチャンスであるし、少人数学級実現のチャンスでもある。いわんや、都市部のように生徒が減るどころか逆に増える地域でも、県立高校を減らすという、そんな県の計画には道理のかけらもない。
 今からでも考え直すべきだ。松戸市内では、松戸矢切高校と秋山高校の統廃合計画の再検討を望みたい。
○参考
主張/学費援助提案/高校生泣かさぬ国民の運動を
この春、高校生を泣かせるな/緊急の学費援助策を/共産党提案/石井氏会見
*学費が払えず高校卒業、入学できない若者を一人も出さない/日本共産党の緊急提案
*教育費でつらい思いさせない/3教職員組合が提言



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