失業者向け住居対策――県住入居1戸、新年度予算ゼロとは
昨年後半から「派遣切り」の嵐が吹き荒れ、雇用対策だけでなく、失業者の住居確保も国や県に課せられた重要緊急の仕事となりました。
千葉県でも、一応失業者用の県営住宅を31戸確保しましたが、それすら利用されていないとの風聞も。そこで関東近県も含む、失業者用の県営住宅の利用状況の資料を千葉県から私は入手。
☆関東近県では最低でも30戸に入居、なのに千葉では1戸
それによると千葉県の入居戸数は2月20日現在で1戸。関東近県では最低でも30戸の入居者がいるのに、これはどうしたことかと愕然たる思い。私のもとにも、住居確保でお困りの方の相談が激増した中で、関東近県の担当者に対して私は聞き取り調査をしました。
☆一番厳しい入居条件が千葉
格段に千葉の入居戸数が少ない理由も浮かびあがりました。関東近県に比べて、千葉の場合、入居条件が一番厳しく(@県内に住民票のある人に限る、A昨年10月1日以降離・退職した人、Bルームシェアを義務づけている)、また通勤にも極端に不便なところの県営住宅が用意されているのです。これでは、一日でも早く住まいが欲しい失業者が、そもそも入居できません。
☆『県内に住民票』は外すことを検討
20日の県土整備常任委員会では、「県内に住民票がある人」という条件はなくすことも検討すると県が答弁しましたが、あらゆる縛りを外すと同時に、勤務や仕事確保に便利な地域に、住宅を確保すべきです。また3月まではやるが、4月からは、考え中だから新たな予算はつけないという態度は、絶対みとめられません。
詳しくは
「失業者向け住居対策――県住入居1戸、新年度予算ゼロとは」(PDF)
で
この頁トップへ