「駅・ネットカフエが、我が家」の人々――深刻な実態
一方、教職員住宅の空家が647室も(新松戸北住宅では69室)
新松戸駅の朝宣伝のあと、「新松戸駅のネットカフェ」から、駆け込み相談があったことを地域の方に話したら、「新松戸地域に、県の教職員住宅の空家がいっぱいありますよ」とのこと。
さっそく車を走らせたら、新松戸市営住宅のすぐ近くに、県教職員住宅が広がっている。4棟が大変広い敷地に建っている。
「これだけ住まいに皆が困っているのに、このままというのはおかしい。何とか手立てすべきではないですか」とご近所の方からは、県の姿勢に疑問の声が……。「年越し派遣村」がマスコミでとり上げられたあたりから、この周辺では同様の声が聞かれると聞く。全くその通りだ。
さっそく県で調べたら、ここだけで69戸。「一部を除き廃止封鎖済み、一部も今後廃止予定」となっている。ほかに教職員住宅だけで県全体で647室も空き室があるのだ。きちんと、住めるように手を加え、「住宅困窮者」といわれる多くの方たちに広く提供すべきは、当然のことではないか。
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