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タイトル 【2003年 2月県議会】代表質問 2回目の質問 タイトル

 それでは再質問させていただきます。
 まず初めに平和の問題なんですけれども、私、率直に申しまして大変がっかりいたしました。知事はこのイラク攻撃に対して、アメリカが武力行使を今一方的にやろうとしているこの今の局面において、平和のメッセージを発する立場にないと、これは国が行うことだというふうにおっしゃったわけですね。しかし、その前段で、国連の枠組みの中で解決をしていく、これについては今も気持ちは変わらないというふうにおっしゃったわけです。ならば、ならばですね、今私は、当然知事の立場であれば平和のメッセージを発すべきだと。世界中で今戦争ノーの大きな声と、そして運動が、もう知事さん御存知のようにわきおこっています。イギリスでは200万人、イタリアでは300万人、中東、アジア、欧州、アメリカ、アメリカに支持を表明しているこのイギリスでさえ、次々と国内でデモや集会が行われているわけですよ。世界中で1000万人の規模ですよ。
 これに対して、今日本政府、とりわけ与党の態度は、例えば小泉首相はこういった世界の反戦行動に対して、誤ったメッセージを送らないようにとか、また、公明党の冬柴幹事長はテレビで、戦争反対は利敵行為とまでおっしゃっているわけです。(「とんでもないことだよ」と呼ぶ者あり)本当にとんでもない、驚くべき発言ですよ。知事が本当に国連による平和的解決を望むというふうにおっしゃっているわけですから、それならば今、本当に大事なのは、この平和的解決のために地球的規模で今わきおこっている世界の世論と運動に私たち千葉県も合流していく、このことが今一番強く求められているし、そしてテレビを見ている県民の皆さんも、平和な千葉、世界に対して今このとき知事が発言をしていく、平和のメッセージを県民や政府に対して、また世界に対して、これはできるんですよ、知事。私、知事のいろんな発言を今まで聞いてまいりまして、男女共同参画条例の前文のところにも大変格調高い文言も盛り込まれておりますし、とりわけ20世紀に起こった大変な悲劇、戦争についての知事の認識も私知っておりますだけに、この世界が今、戦争は起こしてはならないと、こういうふうに動いているときに、知事が、これは国の行うことだという今の発言、私は絶対に認められませんので、ぜひもう1度御答弁をいただきたい。
お聞きをいたします。
 それから、消費税の16%大増税の計画の問題ですけれども、この問題も、今知事の答弁を聞きますと、政府税制調査会の検討を見守っていくという大変のんびりした答弁でした。これは県民が、今本当に不況の中でみずから命を絶たなきゃいけないというふうに追い込まれている業者さんや県民の皆さんがこれを聞いたとき、やはりこのこともがっかりなさっているんじゃないかと思うんですね。まさか知事、今でも大変な不況の中で私たち県民は苦しんでいるわけですけれども、消費税が16%になってもこの千葉県に影響がないなんて、そういうことを思っていらっしゃらないと思うんですけれども、16%になったら県民の暮らしや営業に対してどんな影響があるのか、どういうふうにその点認識をされているのか、伺います。
 やはりこの際600万県民の代表として命と営業を守る立場から、この16%の増税、こういうやり方で県民に押しつけるということがあってはならないということで、きっぱりと言明をしていただきたいと思います。
 それから、次に新年度予算の問題ですけれども、昨日の答弁、また今日の答弁を聞きましても、とにかく財政が苦しいんだということを冒頭に申し上げられるわけですよね。しかし、それならば、新たな財源確保のために知事がまずやるべきこと、すぐできることがあるじゃないですか。大企業の法人事業税の超過課税、自民党県政時代からこれはやられなかったわけですけれども、堂本知事になってもう2年ですよ。やれば、これは100億円近くの財源が今入ってくるわけですよね。税財政研究会の検討を待っているなんて、こういう悠長なことを言っている場合じゃない、待っている場合じゃないと思うんです。今年度100億円の赤字、そして新年度は市町村向け、団体向け合わせて90億円カットするという、もうここに痛みを押しつけようとされているわけですよね。目の前に財源があるわけですから、本当に悠長に待っている場合じゃない。
 しかも、研究会に検討してもらうのは結構ですけれども、それを待たなきゃいけないということではないでしょう。知事が決断できることです。決断と私は申しましたけれども、私、特別なことを知事にお願いしているのではありません。全国の工業県、もう知事ご存知でしょうけれども、ずっと前からもうこれをやっているんですね。東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫ということで、これは全然特別なことじゃなくて、やらないこと、法人事業税超過課税を課さないことの方が特別なんですよ。だから、普通のこと、当たり前のことを今きちんとやりましょう、知事に決断してくださいと、こういうふうに言っているんです。他県でやっているのに、なぜ千葉県ではできないのでしょうか、伺います。直ちにこの点やっていただきたい。知事の決断を再度求めたいと思います。
 それから、次に歳出の問題ですけれども、むだ遣いの蛇口をきっちりとしめていくという立場から、私ども一貫して巨大開発にメスを入れていく問題を指摘してまいりました。しかし、今の知事の答弁を伺いましたら、大きいものでも必要なものはやるんだという、そういう答弁があったわけですけれども、果たしてそれでいいのでしょうか。新年度予算を見ても、常磐新線と沿線開発関連、また外環道路は軒並みすごい金額がつぎ込まれているわけですよね。第2のアクアラインと言われている東京湾口道路も、また調査費をつけています。今、これでいいのか。巨大開発について自民党時代と一体どこが変わったんだろうかと、県民の皆さんは同じじゃないかというふうに疑問を、不安を持っておられる、そういう県民の皆さんの声が今、日増しに高まっております。
 昨年の9月、この道路に対しての県の堂本知事さんの認識が出ましたけれども、東京湾アクアラインは渋滞緩和に寄与した道路だ、湾口道路は地域活性化のために重要な道路だ、それから外環道路だって必要な道路だというふうに答弁されていますけれども、根拠が全く示されておりません。外環道路だって、100円の収益を上げるのに500円以上の経費がかかる。一体採算はどうなるんだ、環境はどうなるんだということで、県民の不安は今高まるばかりなんですよ。ですから、これじゃこの巨大開発については今までの自民党県政とどこが違うのか、こういう県民の率直な疑問に対して知事はどうお答えになるのか。これじゃ自民党と同じじゃないかというふうな、そういう県民の皆さんの声に対して答えていただきたいと思います。
 それから、次に教育の問題ですけれども、少人数学級、これはもう本当に99年の県議会決議がありますし、全国初の決議にふさわしい状態には今なっておりません。知事自身、何度もこの2年間「少人数学級が望ましい」「決議を重く受けとめている」というふうにおっしゃってこられましたけれども、予算措置にそれが全然あらわれていないわけです。少人数学級は国に要望している、国の問題だというふうにもさっきおっしゃった。しかし、これは他県もそうなんですよね。山形や長野や福島、他県もそうなんです。しかし、他県はその中でもこの少人数学級の重要性をかんがみて決断をしているわけですよ。ですから、私、もう一度改めて、知事はこの少人数学級の重要性についてどうお考えなのか、基本的な認識をお伺いしたい。
 それから、38人学級、来年度、新年度予算の拡大がなかったわけです。昨年11月の教育委員会議で、私も傍聴いたしましたけれども、教育委員会としてはわずか4000万弱の予算を要望していた。しかし、その予算は計上されておりません。それによって、また不公平がずっと継続をされた状態になるわけです。今、同じ1、2年生で、同じ千葉県の子供なのに、40人のまま残された学級と、そして少人数学級になっている子供たち、この不公平、知事は不公平だと思わないのか。この不公平を本当に新年度の予算で解決しなければいけないと思っていないのか、この不公平の問題について知事の認識を伺いたいと思います。
 それから、福島県や山形県のお話をしましたけれども、例えば福島県では財政再建プログラム、教育がその対象になりかけたそのときに、教育は米百俵だと、対象にされては困るということで踏ん張ったというふうに県の職員の方がおっしゃっていました。また、山形県でも、橋の1本や2本は先送りにしてでも、子供たちのために今やらなければいけないんだ、子供たちは待てないんだということで少人数学級を決断しています。
 こういう点で、知事、改めて本当に公共事業だとか、法人事業税の超過課税など、ここにメスを入れて、ここから財源を生み出して、子供たちのために決断をしていただきたい。他県ではこのような考え方でやっているわけですけれども、こういうことについて知事はどのようにお考えなのか、伺いたいと思います。
 それから、特別養護老人ホームの問題ですけれども、知事は多様な選択をということで、新しいモデル事業なども試みておられるわけですけれども、私はそれを否定しない。しかし、今、介護保険前とそして今と比べまして、今現在、千葉県の待機者が1万3000人です。千葉県のこの1万3000人という待機者は全国の待機者の中で4番目に多いんですね。全国で23万、千葉県で1万3000。全国では、介護保険実施前と後と比べますと約2倍以上ということなんですけれども、千葉県は10倍なんですよ。今1万3000人の待機者ですけれども、1年たっても1010床しかこの千葉県は特養ホームがふえないんです。ここをやっぱり何とかしてもらいたい。何年待っても、5年待っても、10年待っても入れないと言われている、そういう在宅で頑張っている人たち、もうぎりぎりなんです。この実態、知事はどうお考えか。この施設設備のおくれ、何とかしなきやいけないということで、知事、決断をしていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。

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