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タイトル 松戸クリ一ンセンタ一の放射性焼却灰保管建屋──ようやく年内に タイトル

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2014/08/12
 8月6日、私は、伊藤よいちろう前松戸市議・平田きよみ松戸市議予定候補・加藤英雄千葉県議会議員・武藤みつえ柏市議会議員と共に、松戸クリ一ンセンタ一を訪ねた。目的は、放射性焼却灰の安全対策についてである。

ブル一シ一ト、コンクリ一トボックス、しかし屋根なしの3年間
 2011年3月11日福島第一原発事故後、松戸はホットスポットに。クリ一ンセンタ一では、国基準8000ベクレル/sを超える放射性焼却灰がどんどん増えた。行き場がないため市は、一個あたり約600sの放射性焼却灰を、14個のピラミッド型にして、ブル一シ一トに覆い、次々と野積みし始めた。
 日本共産党は、「これでは安全は保てない。隣接公園の出入り禁止を。竜巻などにも対応できる建屋の建設など安全対策を急げ」と、市や政府に要求を続けてきた。
 これに対し松戸市は、公園の一部立ち入り禁止と、昨年からはコンクリ一ト製ボックスに放射能焼却灰の一部を入れて密閉し、そのコンクリ一トを連ねて、増え続けるブル一シ一トの山々を囲ってきた。しかし屋根がないため、これでいいのかとの疑問視する声が相次いだ。

要求実り、ついに建屋を建設、しかし‥‥
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 日本共産党は、政府に再三、交渉で対策を求めながら、市議会でも「柏市では建物の中で保管、流山市でも建屋内で外部と遮断している」と、他市の努力も紹介。その結果、昨年10月市が、ようやく建屋建設の方向を言明し、今回の視察となった。
 懇談では、建屋は現在建設中で、年内には建屋の中に、放射性飛灰が収納される見通しだと聞いた。しかし事は単純ではなく、課題はまだまだあると感じた。現場の苦労は測り知れない。

赤いコ一ン内は、2.5マイクロ超の立入禁止、安全対策は万全?
@赤いコ一ン内は1メ一トルの高さで2.5マイクロを超える立ち入り禁止区域と言う。しかし、作業の過程の中では、いわゆる放射能の管理区域、ブル一シ一トの野積みの山々のなかで、防護服も着ないで民間会社の方たちが作業をしていた。また、右側のブル一シ一トの山・立入禁止区域と、左側のブル一シ一トの山・立入禁止区域の、真ん中の細い通路を通って職員らが、事務所に出入り行き来しているが‥‥いずれも、安全対策は万全と言えるのだろうか。
 市の説明では、「建屋を建設している方たちは管理区域内ではないので通常でよい、ブル一シ一トに覆われた飛灰を運ぶ民間委託の方たちは測量計をつけている」とのことであったが、働く方たちの健康問題に、不安が残った。

竜巻には耐えられない‥‥ 我孫子から持ち帰れば、すべて入るか?不安‥‥と、課題多し
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A建屋の広さは1117u、高さ6b幅48bの鉄骨平屋建てで、秒速34bの強風には耐えられるとの説明。法で定められた地域的な基準により秒速34bと決めたというが、放射性焼却灰だということでの更なる配慮が必要ではないか、また近年野田市を襲った50メ一トル級の竜巻にも対応できるものなら経費的にはいくらかかったのか少なくとも検討はされたのだろうか。国が費用負担をするとのことならば、早く、より機能の高いものを検討できなかったか。

B建屋は3年リ一ス。リ一ス料が、月額36万9600円でト一タル約1億2千万円とのことだが、3年以内に不要になる可能性は高くないことから、市で建設した方が安くすんだとはいえないだろうか。

C現在、松戸クリ一ンセンタ一にあるのは、1748体(1104.28d)だが、県の施設「手賀沼終末処理場の中間施設」に松戸から運び込んだ85体(51.97d)は、松戸に持ち帰れと、急きょ、県から指示があった。これを持ち帰るとなれば、現在つくっている建屋に収納するのにかなりの工夫が必要で、積み方をどうするかが課題、とのこと。
 この点、再度市にお聞きすると、「現在センタ一内にある1748体のうち8000ベクレルを超える指定廃棄物は1436体とのこと。(残りの312体は8000ベクレル以下だが放射性有り)今建設中の建屋は、あくまで1436体を基本とするものなので、急きょ我孫子から持ち帰らなければならない85体や、行き場の今ない312体をどうしたものか。積み方次第で何とか収納できるようにしたいが」と、苦悩をにじませた。
 

苦しむ市、国・県が力の発揮を!東京電力の無責任は許されない 原発再稼働反対!原発のない社会を
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 現場は、頭が痛い問題が山積みではないか。国や県がもっと力を発揮すべきである。東京電力の責任重大さ増すばかり‥‥
 放射能問題は、終わるどころか、まだ始まったばかりといわなければならない。こんな苦しみと不安をもたらし続ける放射能なんて、もうまっぴらゴメンだ。
 “原発再稼働反対、原発のない社会を‥‥”とあらためて痛感した。

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