どうなる? 介護保険
2013/11/18
「介護保険制度学習会」として社会保障推進松戸市協議会(=松戸社保協)が開いた松戸市の出前講座に参加しました。
介護保険が始まり、はや10年を超えましたが、当初の予想どおり松戸市の介護保険料基準額が2,620円から、3,840円へ。来年度以降は、なんと4,660円にものぼると知り、驚きました。
介護保険制度について、国は「改正」しようとしています。その一つが、一定の所得のある高齢者の利用料負担増です。介護保険制度発足(2000年)からずっと1割だった利用料負担を初めて2割にするものです。そして、要支援者向けの介護サービス(要支援1・2)を、全国一律、介護保険給付の対象から除き、市町村事業に移行するというのです。また、特別養護老人ホーム(=特養)入所対象は、要介護3以上に変更するとのことです。
会場からは、見直しについての不安の声が、多く出されました。
特別養護老人ホームの入所条件を「要介護3」以上にする方針は、施設介護の充実に背を向けたものです。高い保険料を払い続けても、サービスが利用できない「掛け捨て」化の加速は、「介護難民」をさらに生み出し、国民の介護保険制度への不信をますます強める結果しかもたらしません
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