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NHK「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」をみて |
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2013/01/27
せっかく慣れたのになあ・・・
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夕暮れの特別養護老人ホ一ム 松戸市内 |
1月20日の番組は、88歳の介護度4の男性が、ショートステイで1カ月短期入所した施設から出ていく場面から、始まった。「荷物をまとめて下さい」「荷物なんかナイよ」と言いながら、ちょこんと、亡き妻の遺骨を胸に抱く姿。「せっかく慣れたのになあ‥‥」とつぶやきながら大写しになった眼が、遠のく施設をみながら、潤んでいた。そして同じような境遇にある、様々な高齢者の実例が、紹介されていく。
ケアをお金で買うしかない社会
宮本みち子=放送大学教授が、「お金のない高齢者が、ケアをお金で買うしかない社会でどう生きるのか。漂流しないためには、最期まで道筋のついた施設やサ―ビスと、安心感を感じさせてくれ、見守ってくれる人がいることが必要」と、コメントされていた。
互いを尊び互いを讃えあう終の住処‥‥
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市川市のじゅんさい池公園前で、昨年の衆議院選挙で、特養増設などの演説をした私。右脇は、介護の相談が直接寄せられ、お聞きしている清水みな子=党市川市議。「特養ホ一ムを外環代替地に造って」の署名数は9千筆を大きく超えていると聞いた。 |
一人で亡くなっていく──誰にでも訪れるかもしれない結末‥‥としながら、番組の最後では、サービスつきの共同住宅でのお誕生会での「89歳のデコちゃんの涙」。互いを尊び互いを讃えあう終(つい)の住処(すみか)。互いに祝い、祝われあって、感激している笑顔がアップになった。
今日、こんな感想をさっそく活動報告の端っこに書いて、ある集いの場で、皆さまのテ一プルに届けたら、「私も見ました」など、この記事に一番反響が寄せられました。
○関連
*署名いっぱい──「早く特養ホ一ム、保育園の建設を」と市川で (みわ由美「笑顔通信」)
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